コピーライターは人気職種です。デザインのように特別なスキルがなくても、クリエイティブの世界に入れます。

それだけに、未経験OKの募集となると、数十名~ときには100名近い応募が集まります。

そんな中、採用されるのはだいたい1名です。あなたは、多くのライバルとこの一席を争い、勝ち取らなければいけません。

 

とにかく、応募する企業を知ろう!

まずは、企業を知ることです。何を当たり前のことを…と思いますか?そんなあなたは、近いうちにコピーライターになれる可能性があります。

基本中の基本ですが、これをできていない人が結構多いです。当然、志望動機を聞かれても、誰でも言いそうな、ありきたりな内容しか話せないでしょう。

 

企業のパンフレットがあるなら、ぜひ入手しましょう。その企業に知り合いがいるなら、事前に話を聞きましょう。

でも一番は、ネットです。企業のWebサイトはもちろん、ツイッターやFacebookなどのSNSがあれば、数年間さかのぼってチェックしましょう。

画像検索も有効です。オフィスの雰囲気がわかったり、過去に掲載した求人原稿を読めたりします。転職会議カイシャの評判などの口コミサイトもいいですね。

こうして、ネット上に落ちている情報は、くまなくチェックしましょう。

 

そしてその企業が、どんなことを大事にしているのか、どんなメディアを扱っているのか、そこでどんな仕事をしたいのかなど、思いを巡らせましょう。

自分の考えとリンク、共感するところが出てくると思います(もし、ないなら応募は止めましょう。まず採用されませんし、仮にされても上手くいきません)。

それが、面接で話すときの厚みになります。「うちのことをよく調べているな」という感じは、必ず採用担当者に伝わります。

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選考課題には、プラスαで応えよう!

企業によっては、選考課題が出されると思います。

たとえば、「あなたの好きな広告を5本選んで、それぞれ理由を教えてください」「この商品のキャッチコピーを書いて、簡単に意図を説明してください」。こんな感じです。

課題には、きちんと取り組みましょう。できあがったものを、友達や家族に客観的な目で見てもらうのもいいと思います。

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ここからが勝負です。ここまでは、選考課題なので応募者全員が提出します。もちろん内容に差が出ます。メインの選考材料もこの課題と面接です。

ここで数名に絞られます。さて、あなたが面接官だとして、同じぐらい魅力的な応募者で、同じぐらいのポテンシャルだったら、どうするでしょう?

そう、席は1つしかないんです。最初の書類審査ではねられる人も、最終選考ではねられる人も、同じ不採用。採用において、2位にはまったく意味がありません。

 

だから、「こんなのも作ってみました!よかったら見てください。」というプラスαを用意するんです。

応募する企業のキャッチコピー(収集した情報をもとに、勝手に書きます)、自分のキャッチコピー、志望動機を整理した企画書、いろんなアピールが考えられますね。

これが、規律が重視される新卒の就活なら話は別かもしれません。でも、中途採用の応募でプラスに働くことはあっても、絶対にマイナスにはなりません。

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企業は、とにかく意欲があって、指示待ちでなく、自分で考えて行動できる人間を求めています。

面接でいくら「やる気があります!」と連呼してもダメです。キャッチコピーや企画書を勝手に作ってくる人には、勝てないでしょう。

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ポートフォリオ(作品集)を作ろう!

 

これは、ちょっとハードルが高いでしょうか。でも、それだけに差がつくポイントです。

未経験なので、もちろん世に出た作品はありません。だから、これも勝手に「あの商品(サービス)、私ならこんなコピーを書きます。」と作品を作ってしまうんです。

 

宣伝会議賞の課題がおすすめです。実際の商品やサービスを扱っているので、リアルな仕事に近い印象です。

コピーだけでもいいですが、できればビジュアルも付けましょう。コピーライター養成講座に通っているなら、その課題でもOKです。

 参考  「宣伝会議賞」課題一覧

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クオリティが高いに越したことはないですが、そこはあまり関係ありません。未経験なんだから、未熟で当然です。粗削りでいいんです。ここまでやってくるという姿勢が大事です。

ポートフォリオは一つ作れば、どの企業の応募でも使えます。数は必要ありません、10作品ほどあれば十分でしょう。

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まとめ

いかがでしたか?少し億劫に感じたかもしれませんが、ライバルはやってきますよ。

繰り返しですが、席は一つしかありません。2位では何の意味もありません。「ここは勝負!」って企業の応募では、ぜひ実践してみてください。

 

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