企業が求める人物像に、自分を寄せていく(合わせる、近づける)。ほとんどの応募者がやっていることです。それだけに、できていないと差が付きます。
無理に合わせても採用されてからがしんどいので、程度ものではあります。ですが、求める人物像からかけ離れていると「なぜ、応募したの?」となってしまいます。
おすすめ はじめてのクリエイティブ転職
求める人物像には、3つある
求人を出す企業には、わりと明確に求める人物像があります。「とにかく優秀な人材なら、どんな人物でもいい」ということは、まずありません。
採用はよく結婚に例えられますが、「高収入だったら誰でもいい」って人は少ないですよね。そこには必ず、合う/合わないといった相性があります。
求める人物像は、大きく三つの要素で形成されています。
- テクニカルスキル
- ヒューマンスキル
- 企業風土とのマッチング
テクニカルスキルは、文字通りコピーライターとしての技術です。未経験とはいえ、技術職として採用するわけですから、これは欠かせません。
ヒューマンスキルは、言わば人間性です。仕事力とはほぼ人間力ですから、学ぶ姿勢、期待に応えようとする気持ち、感謝する心などが求められます。
企業風土とのマッチング、これが相性です。堅実か挑戦的か、礼儀を重んじるかフランクか、チームプレー重視か個人プレー重視かなど、企業にはそれぞれカラーがあります。
関連 コピーライターの応募や面接の最大の対策は、幹となる考えを持つこと
関連 広告やWebの制作は、個人プレー?それともチームプレー?
まずは、求人原稿を読み込もう
では、どうやって寄せていくか?それは一にも二にも、求められている人物像を正確に把握することです。求人原稿を隅から隅まで読み込みましょう。
募集要項はもちろん(「求める人材」が明記されている場合も多いです)、採用担当者からのメッセージ、先輩社員の声、取材者の感想など、読み解くヒントが満載です。
関連 未経験でもコピーライターとして採用される、3つのテクニック
ただ、ここまではほとんどの応募者が実践します。ライバルに差を付けて、何としても採用されたいなら、ぜひ下記の情報もチェックしましょう。
① 同じ企業の他の職種の求人原稿
コピーライターの募集と同じタイミングで、他の職種も募集している場合があります。企業風土は基本的に同じ、求めるヒューマンスキルも近いはずです。参考にしましょう。
② 過去に掲載された求人原稿
グーグルなどで、「◯◯(応募する企業名)、◯◯(リクナビNEXTなど転職サイト名)」または「◯◯(応募する企業名)、求人」と検索してみましょう。
過去に掲載していれば、求人原稿が見つかるはずです。それがクリエイティブ職なら、より参考にできるでしょう。
③ 企業のWebサイト
これは、言わずもがなですね。企業が大切にしている考え方、代表のメッセージなどを読み込みましょう。
デザインや写真から企業の雰囲気も推し量れます。SNSがあれば、それもチェックしましょう。
④ 転職系のクチコミサイト
在籍中、あるいは過去に在籍していた社員のコメントが読めます。よりリアルな情報だと言えるでしょう。クチコミサイトには、転職会議やカイシャの評判、VORKERSなどがあります。
おすすめ 広告・Webクリエイターの新着求人
まとめ
企業が求める人物像に、ある程度“寄せていく”ことは転職の基本。求める人物像には3つある、まずは求人原稿を読み込もうという話でした。
どうしてもコピーライターになりたいなら、寄せるべき場面もあります。「ありのままの自分で…」という姿勢では、転職の成功は遠のきます。
そのために、企業の「いいな」と思える部分を見つけましょう。チャームポイントが見つかり、気になりだすと、他の部分もよく見えてくるものです。
こんな記事も読まれています