コピーライターになるにも、続けていくにも、もっとも大事なのは考え方です。これがグラグラしたまま漫然と続けていても、本物にはなれません。

大切なマインドは、いつもこのサイトで発信している通りです。今日は、中でも特に欠かすことのできない、基本中の基本とも言える心構えをご紹介します。

 

コピーライター、3つの心構え

① 一般的な感覚を持つ

これがめちゃくちゃ大事です。「このシチュエーションなら、普通人間はどう考えるか?」「多くの人が感じている、世の中の空気感はどんなものか?」

これがわからないと、コピーは書けません。なぜか?それは、人の共感を得るのがコピーライティングだからです。共感とは、つまり「わかる〜」ってことです。

どんなクリエイターを目指すにしても、この“スタンダードな感覚”がベースになります。おもしろさや変化球とは、この軸があってこそ成立するものです。

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別にあなたがマジョリティである必要はありません。マイノリティでもいいです(強みにもなり得ます)。ただ、大多数がどう考えるかは常に意識しましょう。

視聴率30%を超えるような話題のドラマはチェックしましょう。オリンピックやワールドカップ、万博のような国民的なイベントには乗っかりましょう。

消費を引っぱるのは大衆です。コピーライターを目指すなら、自分の趣味嗜好を挟む余地はありません。あれこれ考えずに飛び込んで、熱を肌で感じましょう。

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② なぜ?と問うクセをつける

別に興味がなくたっていいんです。周りと同じように、熱中する必要もありません。ただ、遠くからチラッと見て、だいたいわかった気になるのはよくないです。

渦中に飛び込んで、人気の理由を探りましょう。ヒットするもの、注目を集めるものには必ず理由と根拠があります。クリエイターが絡んでいるなら、尚更です。

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常にそれを探るクセをつけましょう。受け手側から、作り手側に回るとはそういうことです。話題になるものには、人の共感を呼ぶコツ、時代の空気を読むヒントが満載です。

たとえば、欅坂46はなぜもの凄い勢いで駆け上がるのか?彼女たちのコンセプトは何か?他の数多あるグループと、どう差別化しているのか?

モールやテーマパークなど、話題のスポットにも足を運びましょう。施設名、店舗名、人の流れを作る動線など、言葉のクリエイティブが集約しています。

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③ 言葉を大切に扱う

最後はこれです。コピーライターを目指すなら、言葉を大切に扱いましょう。なんと言ってもわたしたちの最大の武器、侍にたとえれば刀ですから。

刀は常に手入れして、磨かなければいけません。意味をよく理解せずに、言葉を使っていませんか?愛のない汚い表現で、言葉の価値を下げていませんか?

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言葉には、魂が宿ります。人は言葉でものを考えますから、言葉をいい加減に扱っていると、いい加減に思考するようになります。これは、コピーライターにとして致命傷です。

また、発信しなければ言葉は錆びます。ものを考えなければ、言葉は痩せます。Twitterでもブログでもいいので、あなたの考えを言葉にして発信しましょう。

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まとめ

一般的な考えを持つ、なぜ?と問うクセをつける。そして、言葉を大切に扱うという心構えをご紹介しました。

心構えは実践したからといって、すぐに成果が出るものではありません。かと言ってはじめなければ、永遠に身につくことはありません。今日からコツコツ積み重ねましょう。

 

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