本や映画と同じように、広告コピーにも賞があります。賞を獲れば、名が売れます。アマチュアならプロへの道が開けます(履歴書に、堂々と書いてアピールしましょう)。

今日は、プロ・アマ問わず応募できる広告コピーの賞をご紹介します。

 

宣伝会議賞

こちらは、聞いたことある方も多いのではないでしょうか。

コピーライター養成講座を運営する、宣伝会議が主催する賞です。もう、50年以上の歴史があります。

 参考  コピーライターの登竜門「宣伝会議賞」

 

毎年50万点近くの応募があるとか。これは、すごいですね。日本最大規模の広告賞だそうです。

ちなみに、わたしもコピーライターになる前に応募したことがあります(思い出すのも恥ずかしい、ひどいコピーでした)。

過去の受賞作品を見ることもできます。「上手い!」と膝を叩くようなコピーが多い印象です。第11回のグランプリは、なんと糸井重里さんですね。

 

毎年、70社ほどの協賛企業が課題を出しています。

実際の企業の実在する商品がテーマなので、リアルな仕事に近いイメージです。作った作品を、応募の際に持ち込むポートフォリオ(作品集)に使ってもいいと思います。

協賛企業は例年大幅には変わらないので、次の応募に備えて、コピーを考えはじめるのもいいでしょう。例年9月に応募受付がスタートします。グランプリの賞金は、100万円です。

 関連  コピーライターもポートフォリオ(作品集)を作って、選考を一歩リードしよう!

 

C-1グランプリ

こちらは、東京コピーライターズクラブ(TCC)と月刊「ブレーン」が組んだ企画です。毎月、月刊「ブレーン」にテーマが出題され、下記のページから応募できます。

 参考  月刊「ブレーン」C-1グランプリ

 

過去のテーマを見ると、「猫派が思わず犬派になってしまうコピー」「不倫を思いとどまらせるコピー」など、わりと自由です。

リアルな仕事からは少し離れますが、受賞作品は視点や切り口が秀逸なものが多いです。興味を持った方は、来月からでもぜひ応募してみましょう!

月刊「ブレーン」は、少し大きめの本屋さんならだいたい置いています。ちなみに、広告代理店/広告制作会社では、必ずと言っていいほど定期購読しています。

 

朝日広告賞

朝日新聞社が主催する新聞広告の賞です。もう、60年以上の歴史があります。かなりプロ寄りの広告賞ですが、一般公募の部でアマチュアも応募できます。

 参考  広告表現の新たな可能性を切り開く「朝日広告賞」

 

宣伝会議賞やC-1グランプリとは異なり、ビジュアルとコピーのセットで応募します(これだけでも、ハードルが上がりますね)。過去の受賞作品を見るだけでも、おもしろいです。きっと刺激を受けますよ。

 

中には、そこまでビジュアルに凝らず、コピーで勝負している作品もあります。我こそは、という方はぜひ応募してみましょう。

入賞すれば、かなりの箔が付きます。採用では相当有利に働くでしょう。それぐらい、ステータスのある賞です。最優秀賞の賞金は200万円です。

 

毎日広告デザイン賞

毎日新聞社が主催する新聞広告の賞です。1931年からなので、90年近い歴史がありますね。

こちらもかなりプロ寄り、しかもその名の通りデザイン色の強い賞ですが、アマチュアでも一般公募の部に応募できます。

 参考  新聞広告のさらなる可能性を求める「毎日広告デザイン賞」

 

朝日広告賞と同じく、ビジュアルとセットで応募します。デザイナーを目指す友達がいれば、組んで応募するのもいいですね。最高賞の賞金は100万円です。

キャッチフレーズは「新しい新聞広告を求めて―」。過去の最高賞も見られます(一般公募の部ではなく、広告主課題の部です)。

 

まとめ

宣伝会議賞、C-1グランプリ、朝日広告賞、毎日広告デザイン賞と、プロ・アマ問わず応募できる広告賞をご紹介しました。

いかがでしたか?「あっ、これなら頑張れば書けそう」と思った方も多いんじゃないでしょうか。ぜひ、就職/転職活動しながら、腕試しでチャレンジしてみましょう。

 

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