今日のテーマは、理系出身でもコピーライターになれるのか?です。

コピーライター志望の学生と話すとき、ときどき聞く質問です。やっぱり言葉を扱うので、文系が有利なイメージがあるんだと思います。実際はどうなんでしょう?

 

理系出身でも、コピーライターになれます!

もう結論です。大丈夫、理系でもまったく問題なくコピーライターになれます。

文理の選考や学部が採用に影響することは、まずありません。というか、ほぼ見てないと思います(笑)

たしかに業界全体を見渡せば、文系出身者のほうが多いです。理系の学部を卒業して、コピーライターになろうとはなかなか思いませんからね。

ですが、理系出身者も一定数は存在して、活躍しています。ちなみに、わたしがはじめて付いたコピーライターの先輩も理系出身でした。

 

その先輩を見ていてもそうでしたし、十数年この仕事をやってきて感じますが、理系出身者のほうが向いてるんじゃないか?と思うことさえあります。

コピーライターは理系的な思考で、文系的な想像を求められる場合が多いからです。

 関連  コピーや志望動機を書くときは、主観と客観を行き来しよう!

 

重要なのは、ロジカルであること

大事なのは、ロジカル(論理的)に物事を整理して、きちんと考えを積み上げていけるかどうかです。

文系/理系よりも、この思考ができるかがポイントです。コピーライターとしての土台ですね。建設でいえば、基礎みたいなもんです。

 

世に出ている華々しいキャッチコピーを見ていると、どうしてもパッと発想で浮かぶような、感性の世界をイメージしますよね(もちろん、それはそれで大事です)。

でも実際は、膨大な情報をインプットして、競合の商品やサービスを調査して、ターゲットのマインドを掘り下げて、それらを掛け合わせて…

この試行錯誤の連続です。研究室の実験に似ているかもしれませんね。

実験を繰り返し、何度も失敗し、ほとんどのことが無駄になるけど、一つの正解を導くためにはすべてが不可欠。そんなイメージです。

 関連  これがコピーライターの仕事、一本のコピーはこうして生まれる

 

これは、いざ仕事に取り組んでみないと、肌感覚としてわかりません。

たしかに、想像すること、発想を飛躍させることは大事です。最後はそこの勝負だなと思います。でもその勝負は、ロジカルな思考の先にしかありえません。

 関連  勘では書けない!コピーライターに求められる論理的な思考とは?

 

まとめ

理系出身でもコピーライターになれます。学部や選考は、まったく関係ありません。むしろ、ロジカルに思考できることの方が大事というお話でした。

 

こんな記事も読まれています