最近、海外の広告が気になってます。前にアップルのクリスマス向けのCMを紹介しましたが、今回はオーストリアの銀行『Erste Group』のプロモーションムービーです。

内容は銀行とは関係ない(深く読めば「信頼関係」とかあるかもしれませんが)、シンプルにあったかーいお話なんで、ぜひ観てみてください。

 

What would Christmas be without love?

 

いいですよね。タイトルは「What would Christmas be without love?」、訳すなら「愛のないクリスマスなんて」でしょうか。

オーストリアの文化や情勢がわからないんで、なんとも言えませんが、「人が人を想う心 = 愛」という普遍的なものを描いてるんで、銀行グループのイメージアップの一環でしょう。

 

ストーリーはもう見てもらった通りなんで、今さら解説することはありません(セリフも一切ありませんからね)。コピーも、最後の「#believeinlove」「#believeinchristmas」くらいです。

特筆するなら、ディテールのクオリティの高さでしょうか。転校生の心境や迎え入れるクラスの雰囲気(こういうのは、世界共通ですね)、ハリネズミくんの切なそうな表情。

女の子がせっかく「ここ、空いてるよ」って招いたのに、とげが刺さってしまう哀しさ(もはや悲劇です)。そういや「ハリネズミ(ヤマアラシ)のジレンマ」って言葉もありますね。

 

あまりピクサーの映画とか観ないんですが、現代のアニメーションのクオリティはすごいですね。ともすれば、きれいすぎるストーリーです。わたしはもういい大人で、森の動物でもありません。

それで感情移入させるのって、ちょっとでもチープさが見えるとつらいと思うんです。でも、ここまで完成度が高いとグッとくる。動物たちが、マフラー巻いてるのがなんともかわいいです。

 

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