今日紹介するのはブラインドサッカーのポスター、2014年だから7年前の広告です。
ブラインドサッカーの広告がいい pic.twitter.com/tj5kzW4Iih
— ことばと広告 (@kotobatoad) March 3, 2021
めっちゃ、よくないですか。あまりにも良くて、ツイートにただ「いい」としか添えられませんでした。あれこれ考えたんですけど、何を言ってもチープになる気がして…
ほんとにいいクリエイティブの前には、言葉なんていらないのかもしれません。
キャッチコピーは「見えない。そんだけ。」以上。
ブラインドサッカー?みんなが知ってるサッカーと変わらないよ。ただ、俺たちは「見えない」ってだけ。ほかは、同じなんだよってメッセージ。
スポーツの枠を超えて、障害のある方に対する目線や、ともに生きる社会の在り方にまで思いを馳せる。そんな広がりのあるコピーでした。
コピーライターは、本日『マイノリティデザイン』を上梓された澤田智洋さん。お子さんが全盲だそうで、下記の記事にコピーが生まれた背景が描かれています。
PRESIDENT Onlineで『マイノリティデザイン 弱さを生かせる社会をつくろう』を記事にして頂きました。
「見えない。そんだけ。」全盲の息子を育てる広告マンがこのコピーにたどり着くまでhttps://t.co/bLYNDI896D
— 澤田智洋|3/3新著『マイノリティデザイン』発売 (@sawadayuru) March 3, 2021