実際に読んで、いいなと思った本です。コピーライターや目指す方に読んでほしい本が中心ですが、単純におもしろい本も紹介します。

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2019年

角田光代さんや養老孟司さんといった、猫好きの作家さんや学者先生のインタビューをまとめた一冊です。NHKの『ネコメンタリー』って番組の内容+短編小説やエッセイが付いています。

角田さんの『任務十八年』って短編も良かったし、村山由佳さんの猫に対する溢れんばかりの愛情、母性たっぷりな感じも印象的でした。

実はいま猫を飼える物件を探しています。わたしももの書く人なんで、一緒に暮らし始めたら、何かしら発信できたらいいなと思ってます。かわいいですよね、猫。

 

行動力にあふれ、カリスマ性があって、普通の人とは違うスーパーマン。そんなイメージの起業家だけど、「凡人には、凡人の戦い方がある」という話です。

いまのところ起業を考えてるわけではないので、イグジット(会社売却)などはちょっと遠い世界の話でしたが、まぁサクサク読めました。

具体的なノウハウもありましたが、「地道な努力をコツコツ続けていこう」「すぐ怠けちゃう人は“仕組み”に頼ろう」という話に、大いにガッテンです。

 

ツイッターで知って、さくっと読みました。結論、めちゃくちゃおもしろかったです。「世の中、すべては実験」をコンセプトに、いろんなサービスを生み出す光本さん。

「そういうものだから」とされている常識を疑って、思いついた「なんでこうなってないの?」を実験していく。失敗はあんまり関係ない、だって実験だから。

いいなぁ、光本さんのフットワークの軽さと疾走感。あぁ、世の中変わってくんだなと理解しました。何かをはじめたくなる一冊です。おすすめ。

 

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iPS細胞の山中教授に影響されて、読みました(今なら、Amazonプライム特典の読み放題対象です)。有名な本で、2001年出版ですから、読まれた方も多いかもしれません。

仕事に悩み、行き詰った男性が足止めを喰らった空港で、あるおじいさんと言葉を交わす。それが最初で最後、一夜限りの、でも彼の人生を変える講義となった―

「変化は難しく、試してみることは簡単だ。」読んだ後、とにかく変わりたくなる。新しいことを試してみたくなる一冊です。ブレイクスルーしたいと願うあなたへ。

 

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月間『ブレーン』に連載中のコーナー「名作コピーの時間」を一冊にまとめた本です。2008年~2018年なんで、10年ですね。たしかに、なかなかのボリュームでした。

約120名のコピーライターが「これぞ」と思うコピーを3本選んで、選んだ理由やまつわるエピソードを紹介します。みなさん思い入れがあるから、読み応えがすごい。

当然、重複するコピーもあるわけですが、「こんなコピーあったんだ」という発見もあって、おもしろかったです。わたしもやってみようと思って真似したのがこちら↓

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iPS細胞の山中伸弥先生と、2016年に亡くなった、ラグビー元日本代表監督の平尾誠二さんの友情が描かれています。平尾さんの奥さん、惠子さんの記述が胸に迫りました。

山中先生も言うように、四十半ばを過ぎて、新しい友情を築き、絆が結ばれるのは稀でしょう。素直にうらやましく思いました。後半は二人の過去の対談がまとまっています。

そこで、山中先生が影響を受けたという『仕事は楽しいかね?』をいま読んでいます。これがとてもおもしろい。読書の楽しみは、こういう“芋づる式”にもあるんですね。

 

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1日1本のコピーをピックアップして、簡単な解説付きで紹介しています。SNSでもけっこう見かけたんで、読んだ方も多いんじゃないでしょうか。

バレンタインやクリスマスなど、そのときどきにちなんだ1本が登場します。おそらく、想像以上に手間かかってるだろうなという印象です。コピーへの愛を感じますね。

このところ、広告コピーをいい感じにまとめた本を出版されるライツ社さん。最近出た『ずっと読みたい0才から100才の広告コピー』にも期待です。

 

「ランチェスター戦略」は、100年ほど前に提唱された戦争で勝つための戦略。これがそのままビジネスで活かせるということで、多くの企業が実践し、書籍もたくさん出版されています。

本書は、地域ナンバーワンになったパン屋さんから織田信長の桶狭間の戦いまで、事例も豊富で読みやすいです。終盤の実践編がやや難しかったですが、エッセンスは嗅ぎとれました。

すっごく乱暴にまとめれば、「弱者が勝つには、一点に絞れ」ってことです。ビジネスとは何かを切り捨てること。何かを得たかったら、何かを捨てる。人生そのものですね。

 

一代で世界No.1のモーターメーカー、日本電産を創り上げた永守重信氏の言葉をまとめた本です。言葉ごとに、短いパラグラフでまとめられているのでとても読みやすいです。

「1番以外は、ビリと同じだ!」「死力を尽くしたのか?」など、強いメッセージが並びます。働き方改革が叫ばれる中、ハードワークは時代にそぐわないかもしれません。

かといって、同じことをやっていても差は埋まりません。駆け出しが早く一人前になるには?出遅れた人が追いつくには?人の倍努力するしかない、それを思い起こさせてくれる一冊でした。

 

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10年ぶりくらいに読み返しました。「やがて、いのちに変わるもの。(ミツカン)」「年賀状は、贈り物だと思う。(日本郵便)」など、岩崎俊一さんが書いた200本のコピーが収められています。

なんでしょう。岩崎さんのコピーや文章を読んでいると、コピーライターにとって最も大切なのは、人や物事を見つめる“眼差し”であると気づかされます。

「~いるんですね」の語り口が優しい、岩崎さん。「人生は、冬ではなく、春で終わりたい。(介護付高齢者住宅「ヒルデモア」)」のコピーが胸に沁みます。

 

ソフトバンクの孫正義会長の動画を観て「孫子の兵法」に興味を持ったので、読んでみました。著者は、テレビでもよく見かける教育学者の齋藤孝先生です。

孫子の兵法は、紀元前500年頃に兵法家の孫武がまとめた兵法書。2500年経った現代でも、ビジネスで活かせるとたくさんの本が出ています。

『1分間~』はボリュームもさほどないので、すぐ読めます。孫子の兵法とは、つまるところ「戦わずして勝てるなら、それが一番じゃね?」ってことのようです。もう少し勉強します。

 

2018年

2017年に出版された、オードリー若林さんのエッセイ第二弾です。今回はひと言でいうなら「キューバ旅行記」。しばしの間、資本主義経済から抜け出そうとする大人の視点が楽しめます。

序盤、ガイドのマルチネスとのやり取りがおもしろく、中盤のディープなキューバ。東京から遠く離れ、誰一人知り合いのいない街を歩く、そんな“冒険”を追体験できます。

終盤については、あまり書きたくありません。エッセイにこれほど、心を持っていかれたのは初めてです。その時が来たら、きっとまた読み返したくなる、そんな一冊でした。

 

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「芸術は爆発だ」「太陽の塔」でお馴染み、岡本太郎さんの著作です。詩のようなエッセイのような、命のマグマがほとばしる、強烈なメッセージでした。下記はイメージですが

「自分が何をしたいか、何を幸せに感じるのか、他人と比べてんじゃねぇ。己で感じ取れ、その手でつかみ取れ。そのために命を、エネルギーを燃やし尽くせ。」

そう言って、ずっと殴られているような一冊です。つまんないこと(と薄々自分でも感じていること)に囚われ、こだわっている方にはバチーンと響くかもしれません。

 

あまり馴染みがないかもしれませんが、「マイクロコピー」とは、Webサイトの購入ボタンまわりの小さなコピーや、入力フォームのアドバイスなど、細部のコピーのことです。

有名な例で言うと、オバマ前大統領のメルマガ申し込みページで、ボタンを「SIGN UP(登録する)」から「LEARN MORE(もっと情報を知る)」に変えたところ、40%も購読率が上がったそうです。

たかがメルマガと思うかもしれませんが、300万人近い新規購読者を獲得、そこから約6,000万ドルもの寄付金を集めました。Web制作に携わるコピーライターは必読の書と言えるでしょう。

 

内容をまとめると、「今後経済はどんどん小さくなっていく、会社を大きくしたい気持ちもわかるけど、コストもかかるしリスクもある。いろいろ考えると、一人経営がいいですよ」ってことです。

税務などの専門用語も多少ありますが、とても読みやすい内容でした。会社に限らず、個人事業主など一人で仕事をする方は、一読の価値ありじゃないでしょうか。

この本もやはり、最後のまとめの章にエッセンスが詰まってました。忙しくて、読書する時間が取れない方は、もう最後のまとめだけを読む。そんな読書スタイルもありかもしれません。

 

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よく売れましたよね。「現代の魔術師」落合陽一さんをメディアで見かける機会も増えました。今回は、堀江さんとの共著(実際は対談で、ライターが口述筆記)です。

いま、この二人が何を考えているかがわかって興味深かったです。特に落合さんの本は初めてだったので。ただ、『仕事図鑑』って感じではなかったですね。この辺は、ネーミングの戦略でしょう。

好き嫌いあるしょうが、堀江さんの話は納得性が高いです。何冊か読みましたが、メッセージの核はいつも「時間を無駄にするな」「未来なんてわからない、今を全力で生きろ。」これです。

 

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オードリーの若林正恭さんの最新エッセイです。「めちゃくちゃ、おもしろかった!」ってことはないですが、淡々と平熱な感じが、心地よかったです。あとがきもいい。

今さらですが、オードリーが好きです。カラッと笑いたい日は、春日さんのトーク。ニヤッと笑いたい日は、若林さんのトークを聴いてます。

若林さんは、文章のほうがより“裸”な感じがして好きです。ただ難点は、読むとしばらく自意識の世界へ引っ張られるんですよね。だから、他の本と交互に読むようにしています。

 

かなり話題になった本なんで、読んだ方も多いでしょうが、良書でした。巷にあふれる、「伝える=テクニック」論のようなものに、かるく違和感がある方におすすめです。

コピーライターは技術職なんで、もちろんテクニックは大事ですが、それ以前に大事なもんがあんだろって話です。それは「自分の内なる声に、耳を傾けること」。

わたしの中では、とても納得性が高かったです。後半には言葉の事例も多くて、読みやすいですよ。個人的には、「単純化することで失われるものがある」の話が響きました。なるほど。

 

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「もう、カフェはいいよ…」って声が聞こえてきそうですが、また読みました。たしかこれで、3冊目。だいぶ、カフェ運営の知識が身に付いた気がします(やらないけど)。

じゃ、なんで読んでるかって言うと「小さな規模の何か」の運営の参考にしたいのと、単純に見ていて、読んでいておもしろいからです。

当たり前ですが、オーナーの夢とこだわりが詰まってます。一番印象に残ったのは長野の『ヤマとカワ珈琲店』一度行ってみたいなと思ったら、今は豆の販売だけなんだとか…

 

若林正恭さんの初エッセイです。オードリーの『オールナイトニッポン』が好きで、よく聴いてるんですが、たまにはエッセイも読んでみようと手に取りました。

2008年、M1グランプリの敗者復活から準優勝した後、社会に直面して、世の中と対峙して、ときには飲み込まれそうになる若林さん。自意識丸出しな感じが、ときに痛々しくも、胸に迫りました。

芸人を辞めた知り合いが、会社帰りの電車でおもしろいネタを思いつく。でも、もう隣に相方もいなければ、立つ舞台もない…、春日さんについて書かれた最後の章もよかったです。新作も読んでみよう。

 

ちょっとコピー関連の本は休憩して、最近はこんなのを読んでます。コーヒーが好きなのと、Webサイト運営の参考になるかなと。

コピーライターもそうですが、「そのことだけを勉強しておけばOK」ってことはまずありません。なんでも吸収して、自分の仕事と掛け合わせていくのがポイントです。

で、読んだ感想としては…カフェに興味が出てきました(笑)。街歩きしてても、カフェや喫茶店に目が行きます(今のところ、開店予定はありません)。

 

コピーライター/クリエイティブディレクター 小霜和也さんの著作です。『急いでデジタルクリエイティブの本当の話をします。』も良かったですが、まず読むべきはこちらです(発刊はこちらが先)。

初心者も読みこなせると思いますが、ぜひ中堅にも読んでほしいです。「なんとなくわかった気になっていたこと」を、もう一度ちゃんと学び直せる。そんな一冊だと思います。章ごとに「おさらい」が付いてるのも、ありがたいですね。

でも、何と言っても一番の推しは、最終章の「コピーライター人生とは」です。コピーライティングの本を読んで、「なるほどな~」「うん、そうそう」となることはあっても、グッと胸に迫ったのは久しぶりです。未読の方はぜひ。

 

コピーライター 中村禎さんの著作です。初心者から中堅くらいまでを対象に、非常に読みやすく、わかりやすく書かれています。これからコピーライターを目指そうとか、まだ駆け出しで「あまりコピーライティングのことがわからない」って方におすすめです。

読むのに苦労する箇所は一つもないと思いますよ。「想像力」と「客観性」、特にうちのサイトをよく読んでもらってる方は、スーッと入ってくる内容だと思います。ちょくちょく出てくる、中村さんと師匠である仲畑貴志さんとのやりとりが興味深く、印象に残りました。

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アマゾンジャパンの立ち上げに携わった元幹部社員、佐藤将之さんの著作です。「お客様が決めるんだ!」というアマゾンが最も大事にしているルール。このルールを守り、実践するための具体的な行動規範や人事システムなどが記されています。

同様のルールを掲げる組織は多いですが、口で言うほど簡単ではありません。が、企業は遅かれ早かれ、この仕組みをモデルに変革が迫られるんじゃないか、そう思わせる一冊でした。組織で働く、特にリーダーやマネージャーにおすすめです。

 

ここらで広告コピーの本当の話をします。』の小霜和也さんの著作です。専門用語と横文字が多めで、読むのにちょっと時間がかかりましたが、内容の充実した一冊です。ネット広告やWebCMに携わるクリエイターは必読でしょう。

ちらっと読んで「難しい…」ってなった方は、最後の章だけでも目を通しましょう。これからの広告クリエイターのあり方が書かれています。「デジタルクリエイティブは、(わかった気にならずに)よくわからないことを前提に取り組もう」というメッセージが印象的でした。

 

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もとは2001年発刊ですが、「世の中、糸井さんの言った通りになってるじゃないか」と注目が集まり、2014年に文庫化。2018年現在、特に目新しいことは書かれていません。

大友克洋さんの『AKIRA』を観た若者が、「どこかで観たようなシーンばっかだった」と言うのと似てますね。「後世の作品が、みんな影響を受けてるから」ってやつです。「リンク、フラット、シェア」今ではすっかりスタンダードになった考えが、20年ほど前に記されています。

 

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お笑い芸人で、TCC新人賞を獲得した(すごいことです)五明拓弥さんが、澤本嘉光さん・篠原誠さん・尾形真理子さんなど、名だたるCMプランナー/コピーライターと対談しています。

クリエイターからの課題に著者が取り組んだ回答&添削も載っています(養成講座を思い出しました)。自分の感想と照らし合わせて読めて、おもしろいですよ。駆け出しのコピーライターやこれから目指す方に、特におすすめ。

 

さすが、伊賀泰代さんの本はおもしろいです。工場などでは日常的に取り組まれている「生産性の向上」が、なぜか“ホワイトカラー”と言われる知的労働部門ではおざなりになっている。

「仕事ができる」とは、つまるところ「生産性が高いこと」である。働き方改革が叫ばれる今の時代、全ビジネスパーソン(いや学生も、奥さんも)必読の一冊です。

 

だいぶ古い本ですが、めちゃくちゃおもしろかったです。「ほぼ日」ファンの方には既知の内容でしょうが、あまり知らなかった(ちょっと距離を置いていた?)わたしは、ワクワクしながら読めました。糸井さんによる「ほぼ日運営奮闘記」です。おもしろい!

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文章の書き方が体系的にまとめられています。そこまで目新しいことはなかったですが、これからライティングの仕事を始めようという方には、おすすめです。わかりやすい、伝わりやすい文章が一番なんだという筆者の信念が伝わってきました。

 

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相当、おもしろかったです。採用基準とはつまり「リーダーシップ」のことです。リーダーシップをどう捉えるか、具体的にはどうするってことか、極めて論理的に書かれています。

わたしはもう組織で働く人間ではないですが、誰かに人生を委ねないようにするには、自分の中にリーダーシップを持たねばと痛感しました。すべてのビジネスパーソンにおすすめです。

 

コピーライターの岡本欣也さんが書かれた本です。古今東西、とにかくコピーの例が豊富に掲載されています。わたしも、1~2割くらい知らないものがありました。それを見るだけでもおもしろいです。コピーの知見が広がる、そんな一冊です。

 

格闘ゲーム界で「神」と称されるプロゲーマー、梅原大吾さんの著作です。「本当に自信があるからこそ、ここまで言えるんだろうな」という、強い言葉が並びます。世界で頂点を極め、今も勝負に生きる男の生き様に、ちょっとだけ泣きそうになりました。

 

スピードが求められる現代に欠かせない「生産性」について書かれた本です。著者は、生産性を上げるために「まず、絶対無理(だと思われる)な業務量を課すこと」が大事だと説きます。過労が社会問題となっている昨今ですが、さてその真意とは?

 

社会派ブロガーちきりんさんと日本初のプロゲーマー梅原大吾さんの対談本です。学校エリート(からの著名ブロガー)×学歴コンプレックス(からの世界No.1プロゲーマー)、この異文化セッションがおもしろい。ちきりんさんはもちろん、梅原さんの言語化能力に注目です。

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かなり有名な本ですね。基礎的な部分から丁寧に書かれているので、これからコピーライターを目指す方にぴったりだと思います。小難しい理屈はほとんど出てこないので、とても読みやすいですよ。コピーライティングの入門書としてどうぞ。下記は関連記事です。

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このサイトでもよく言う「ビジネス感覚」に近い話です。コピーライターはただの言葉好きでは務まりません。クライアントが時代をどう読んで、何を売ろうとしているのか?この勘所が悪いと勝負になりません。この先を生き抜くコピーライターにおすすめの一冊です。

 

ちきりんさんのツイート集です。すごいですね、ツイートを集めたら本になるなんて。他にもこういう類の本ってあるんでしょうか。たしか1ページに数個のツイートが載っていて、当たり前ですがサクッと読めます。気になるものは、スマホで撮りました。

 

ほとんど海外へ行ったことがないわたしには、発見があっておもしろかったです。もっと広い世界を見たくなる、自分のまわりの狭い世界から飛び出したくなる、そんな一冊です。小難しい内容ではないので、旅行記やエッセイのような感覚で読めますよ。

 

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個人的にはちきりんさんの著作の中で、一番読むのに頭を使いました。自分ではどれだけ「論理的に考えている」と思っていても、そうでもないってことでしょうね。思考する土台が学べる、そんな一冊です。その証拠に(?)、この後の本はスムーズに入ってきました。

 

著者のブログ「Chikirinの日記」のエントリをベースに改訂した内容です。すべてのエントリを遡って読むのは大変なので、重要なものをピックアップしてくれているのはありがたいです。ちなみに、中盤はそんなにゆるくありません(笑)。でも、読みごたえは抜群です。

 

ブログを書こう、Webサイトを運営しようと思っている方におすすめです。月間200万pvを誇る『Chikirinの日記』の著者が、どんな考え方や方針でブログ運用しているかがわかります。ちなみに、ブログの開設手順など技術的なことは載っていません(ネットでいくらでも拾えます)。

2017年

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わたしが初めて読んだマーケティングの本です。その世界では、かなり有名だと思います。「素人がイタリアンレストランを開店する、さてどうするか?」というストーリーを軸に話が進んでいくので、読みやすいですよ。ざっくりとですが、ビジネスで大事なことが学べます。

 

最近読んだ自己啓発(?)系の本の中では、一番おもしろかったです。ブログ運営界隈で話題だったんですが、すべてのビジネスパーソンにとって学びのある内容だと思います。特に印象に残った一文はこちら「絶対にイエスだと言いきれないなら、それはすなわちノーである。」

 

気合いに頼らずに、脳のパフォーマンスを上げて、成果を出そうという本です。「重めのタスクは、まず5分だけ手を付けてみる」など、よく実践しています。心理的なハードルを下げるんですね。いろいろ考えてしまうと、動き出せなくなる感覚がある方におすすめです。