ちょっとだけ、昨日の「引き算」の話の続きです。なぜ、「捨てる」ことが重要か?
ライティングは、たしかに引き算かもしれないけど、人生は手に入れられるだけ、手に入れたほうがいいじゃないか。そう思った方も、いるんじゃないでしょうか。
わたしも、そう思います。人生は欲張ったって構わない。個人として幸福の最大化を望むことは悪いことでも何でもありません。それが、実現可能なら。
脳をパソコンのCPUに例えて考えてみましょう。
デスクトップが散らかりっぱなし、ハードディスクに余計なデータが大量に置きっぱなし。なのに今日も、複数のアプリを開いて作業しなければいけない。
そんな状態でパソコンは本来のパフォーマンスを発揮できるでしょうか?
超高性能なCPUならいけるかもしれませんね。ですが、わたしは自分の脳がまったく高性能でないことを知っています。
ちょっと根を詰めて考えごとをすると、すぐオーバーヒートします(ほんとに「プシュー」と聞こえそうなくらい)。しかも、それは年々顕著になっています(!)
そう、パソコンのCPUや人間の脳には限界がある。もし、スペックに余裕があったとしても、余計なことに使わせておくのはもったいないです。
整理して片づければ、その分処理が早くなります。要らないものを捨てれば、その分新しいデータを保存できます。複数のタスクを同時に処理することだってできるかもしれない。
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スティーブ・ジョブズや宮崎駿さんを思い浮かべてみましょう。
突き抜けている人は、何かを切り捨てているように思えませんか?彼らのように圧倒的な才能を持っていても、選択と集中を行っています。
若いうちは、何でも手に入れたくなります。また、何でも手に入るような気がするんです。
ですが、それは幻想です。あなたは本当に何がしたいのか?真正面から問いかけましょう。人生の時間は、はっきりと有限です。