制作(アウトプット)の現場でよく言われることに、「8割でいい」というのがあります。
ベースにあるのは、「8割にするのにかかるパワーと、そこから9割に引き上げるのにかかるパワーは同じくらい」という考え方です。
仕上げるのには、それほどパワーがかかるってことですね。当然、理想としては10割を目指すわけですが、そこは費用対効果(そこまでやる意味や価値があるか)で判断です。
さて、この話から言えることは、大きく3点です。
- ざっくり8割できた段階で、クライアントに確認しよう(パワーを注いで9割にしても、方向性が違えば無駄だから)。
- 早く8割に到達することを目指そう。そこから、9割にするのは倍ほど時間がかかるから。
- もう8割でも9割でも、成果に大差ないなら8割でリリースしよう。後から、ブラッシュアップすることもできるから。
と、ここまではよく聞く話ですが、情報収集(インプット)でも同じだなって思うようになりました。あまり意識してなかったですが、きっと通説ですね。
例えば、ネットで有用そうな記事を見つけても、ざーっと斜めに読んで8割わかればオッケーです。
余程、おもしろい本ならしっかり読み込みたいところですが、普通の本(もう、知ってる話も多い)なら、ざーっと駆け足で読んでしまえばいいです。
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精緻に読み込んで、「なるほど」と噛みしめたところで、細かい点は忘れます(笑)。100%把握したい、理解したいなんてのは、自己満足なことが多いんじゃないでしょうか。
人間でもなんでもそうですが、100%理解できるなんて幻想です。だいたいわかれば、それでOK。ジャッジも早くなるし、気も楽だし、いいことばっかりです。ではまた。