昨日のコラム「納期は余裕をもって回答しよう」の続きです。依頼する側の気持ちになれば、期日前に上がってくると嬉しいという話でした。

ディレクターやクライアントも、余裕があれば丁寧にチェックできる。不測の事態に対応できる。場合によっては前倒しで進められるで、いいことだらけです。

あなたは「安心して仕事を任せられる人」という評価を得るでしょう。期日に上がってくるのが「期待通り」だとするなら、早く上がってくるのは「期待以上」なわけです。

 

この「期待を超える」ということは、クリエイターにとってものすごく重要です。

期日より前に提出する、期待されていたクオリティの少しでも上をいく。そうして相手の期待値を超えることが、次の仕事につながります。

「クリエイターの仕事の報酬は、次の仕事である」とよく言いますが、ほんとその通りです。お金もめちゃくちゃ重要ですが、次の仕事がなければそこで終わりです。

だから、どんなときも「期待を超える」ことを意識しましょう。たとえあなたの実力なら、簡単こなせてしまう小さな仕事でもです。

 

ほんの少し早く提出する、ほんの少し相手の思うクオリティを超える、これを続けるだけであなたは確実に人気クリエイターになれます。

逆に言えば、いつも提出が遅い、いつもクオリティが物足りなければ、あっという間に相手にされなくなります。この差は大きいですよ。少し下回るか上回るかで、未来が変わります。

何の番組かは忘れましたが、あの松本人志さんも「人間は、サービス精神がなくなったら終わり」と語っていました。コピーライターもまったく同じです。

 関連  コピーライターは、“相手を喜ばせよう”というサービス精神が大事