コロナの影響はどこまでも。日本最大の広告コピー賞「宣伝会議賞」も例年より1カ月遅れ、10月1日(木)の募集開始となりました。
ラジオCMコンペの最高峰「文化放送ラジオCMコンテスト」もリニューアルするそうで、こちらは10月20日(火)の募集開始とだとか。
そんななか、いま大注目の公募コンペが、奈良新聞の「クリエイティブ・アド」
先日も、第2回の公開審査が行われ(わたしの中で)めちゃくちゃ盛り上がりました。下記は、主催の奈良新聞さんのツイート↓
新聞全ページ広告の掲載権を競う「クリエイティブ・アド」
第2回の公開Live審査で11作品から選ばれた最優秀作品は、5番目に紹介の「約123。」
(安達岳さん、大山大介さん作)でした。奈良新聞へは8月15日掲載予定です。
無料会員登録で11作品をご覧頂けます。https://t.co/DFimpib9b8#クリアド pic.twitter.com/DS6xC1OOxr
— 奈良新聞(Nara Shimbun) (@nara_np) July 28, 2020
いや、前回もよかったけど今回もいい。応募作品を見るのはもちろん楽しいし、何より一線で活躍する広告クリエイターが、応募作一つ一つについて解説するのが、めちゃくちゃ勉強になる。
今回のゲスト審査員は、GOの三浦崇宏さん。いやもう、論理的で的確で(そりゃそうだ)、選考の納得性も高くて、おもしろかったなぁ。
クリアド、今日もよかった。三浦さんはいつも惜しみない。これでもかってくらい、知識や考え方を配ってくれる。「都合のいい嘘」には、ほんと気をつけないと。このクオリティの公募コンペ&公開審査が、月一で開催される。参加しない手は、ないんじゃないかな。#クリアド https://t.co/2saiEWcnn0
— ことばと広告 (@kotobatoad) July 28, 2020
でも、ですよ。リアルタイムで公開審査を観てたんですが、たしか視聴者100人いってなかったはず。
まぁ、時間帯が19時からと、この業界にしてはやや早め。新聞広告だからコピーだけじゃ応募できない。いろいろ理由はありそうですが、もっと盛り上がってもいいんじゃないかな…
で、考えてみました。なぜ、わたしが「クリエイティブ・アド(以下、クリアド)」にアツくなるのか。ほかにも公募コンペはたくさんあるのに、クリアドを推したくなるのは何故か。
それは、M-1グランプリだからです。そうです、あの漫才の。
予選を勝ち上がって、最終審査に残った10組ほどの応募者。公開審査で披露され、その場で評価される応募作品。グランプリを獲れば、実際の新聞に15段の全面広告が載る。SNSで拡散され、称賛される。
ね、M-1でしょ。公募コンペに挑戦する人は、賞金が欲しいんじゃないんです(たぶん)。栄誉が欲しい、実績が欲しい。何より「あなたが、一番いいコピーを書いた」と認められたい。
書けば書くほどM-1です。もう、N-1(Newspaper advertisement)です。
しかも、これが一番大きなポイントだと思ってるんですが、この公募コンペ、月1で開催されるんです。1年間、まだかなーと待たなくていい。
参加者はそのテーマ、課題について、1カ月ずっと考えていられる。お風呂で、トイレで、電車で、寝る前、なんなら仕事中も、もうずーっとです。
みんな思いついたら、スマホにメモして、デザイナー(相方)と共有してたりしてるんでしょう。
あまり参加者を追えてないですが、まだ2回目でも常連組とか、ニューフェイスとか、麒麟枠とかあるんでしょう(ないか)。チャンピオンの2度目の参戦とかもあるのかな。
プロ・アマ問わず、経験年数も関係なし。ただ、一番いい新聞広告を作ったやつが優勝する。
クリエイティブ・アドは、公募広告コンペのM-1グランプリだ
公開審査を観たら「自分も新聞広告を作りたい、このステージに立ちたい」と思うはず。それだけ魅力のある、ほんといい企画。獲れば実際の新聞広告に、次回は「敬老の日に載る啓発広告」#クリアド #奈良新聞 https://t.co/VHRtnIcvkN
— ことばと広告 (@kotobatoad) July 31, 2020
ふー、ちょっと興奮しちゃいました。だって、仕組みがおもしろいんだもの。
まだ始まったばかりだけど、願わくば何十年とずっと続いてほしい。がっちりプロも参加する、よりバチバチに盛り上がる広告賞に育ってほしい。
というわけで、次回のクリアド。テーマは「9月21日 敬老の日に載る啓発広告」。
ゲスト審査員は、カラス代表の牧野圭太さん。これもワクワクするなぁ。敬老について、ほとんど考えたことないもんな。でも、そこを調べて取り組むのがおもしろいんですよね。
ちなみに、コピーライターだけでも参加できます(もちろん、デザイナーでも、プランナーでも、学生でも、誰でも)。
デザインも重要ですが、やっぱり「何を言うか」つまりコピーが重視されてる印象です。下記は、一切を取り仕切る(おそらく発起人の)CD、西島知宏さんのツイート↓
クリエイティブ・アド「終戦記念日」は審査中ですが、8月15日締切の第3回目の課題、ゲスト審査員が決まりました。
【課題】敬老の日に載せるべき啓発広告
ゲスト審査員はカラス代表の牧野圭太さん(@MAKINO1121)です。https://t.co/sNSHfnifU2#クリアド pic.twitter.com/A0K9wy52e4
— 西島知宏|クリエイティブディレクター (@t_nishijima) July 19, 2020