求人の応募資格には「大卒以上」「高卒以上」など、学歴が記載されていることが多いです。

これを必ずクリアしていないといけないのか、気になるところだと思います。中には、大卒は大卒だけど…という方もいるでしょう。

 

学歴は、あまり影響しない

結論から言えば、コピーライターの選考に学歴はあまり影響しません。

名の通った大学に越したことはないですが、あくまで一つの判断材料です。大手広告代理店の新卒採用でない限り、気にすることはありません。

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たしかに「大卒以上」という求人はわりとあります。なぜでしょうか?いいコピーが書ければ、それでいいはずなのに。

理由は大きく二つあって、一つは「(大卒程度の)ものを考える力がほしい」ということです。

コピーライターは、思い付きで書く仕事ではありません。情報をインプットして、咀嚼して、想像力を働かせて、表現を練り上げていく仕事です。

そのためには、普段から知的好奇心をもって、物事を深く掘り下げて考える力が必要です。

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もう一つは、応募者が集まりすぎても大変なので、いい人材が居そうなところでラインを設けるためです。

こう聞くと、高卒の方は悔しいですよね。「いや、学歴じゃなくて人間を見てくれ!」「自分も、物事を深く考えてるぞ!」そう言いたい気持ちは、よくわかります。

 

今あるもので、勝負するだけ

ですが、会社がそう見る以上、仕方がありません。応募資格が「大卒以上」であっても、有名大卒ばかり採用する会社があったとしても、文句は言えません。

よく言われるように、学歴社会はある意味で平等な社会です。誰でも努力次第で、チャンスがあるわけですから。

 

では、応募資格を満たしていない場合、諦めたほうがいいのか?というと、そんなことはまったくありません。

「ものを考える力」が必要だというなら、それを証明すればいいのです。

応募する会社のことを調べて、志望動機を練り上げましょう。ポートフォリオ(作品集)や自分をアピールする企画書を作りましょう。面接の受け答えも重要です。

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「大卒以上」となっている求人に、大学中退や高卒の方が応募してもOKです(「応募資格は満たしていませんが、どうしても貴社で働きたく…」と、断りは入れましょう)。

会社が一応のフィルターを設けているわけですから、採用されるハードルは高いです。それなら、条件を満たしている求人に力を注ぐという考え方もできます。

でも、その会社を気に入って、そこに成長のチャンスを感じるなら応募するべきです。圧倒的な熱量は、応募資格を飛び越えます。

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まとめ

いかがでしたか?学歴とは過去です。今あなたにできることで、勝負しましょう。

ちなみに、コピーライターの神様と称され、東京コピーライターズクラブの会長である仲畑貴志さんは、高卒です。いいコピーを書くのに、学歴はまったく関係ありません。

 

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