このページを見ている方は、言葉が好きか、書くことが好きか。何かしらコピーライターという仕事に興味を持っているでしょう。

興味を持つのは、すべての始まりです。物事にはステップがありますから、興味を持つ → 気になる → 好き → 行動する → 実現するの順序で、人生を動かせます。

コピーライターになるのに、資格はいりません。スクールはありますが、必ずしも通う必要はありません。コピーライターは、あなたにとって十分現実的な選択肢です。

 

わたしが、書く仕事を見つけるまで

わたしは、決して社交的なほうではありませんでした。気の知れた仲間と話すのは好きですが、そうなるには人より時間がかかります。

自分のことはだいたいわかるので、将来はいわゆる普通の会社員(イメージしたのは、営業や販売など)は難しいだろうと思いました。

どちらかと言えば、しっかりした技術を身に付けて、たいして愛想が良くなくても、いわば“不器用”でも食べていける仕事を探していました。

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学生時代から国語や美術は好きでしたが、それで身を立てようと思ったことはありません(作家やアーティストということです)。

才能はもちろん、何より書きたいものがありませんでした。映画も好きでしたが、たくさんの人と上手く連携して働く世界に思えました(多分、当たってます)。

そんなある日、ふと広告に興味を持ちました。養成講座があることも知りました。その時の衝動は…とドラマチックに書きたいところですが、正直あまり覚えていません(笑)

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半分職人で、半分は会社員

ただ気づいたら養成講座に申し込み、半年間通って、修了する頃にはコピーライターの求人を探していました。大学を卒業して3年、25歳の年です。

コピーライターなら、少しくらい人付き合いが下手でも、デスクに向かって書いていればなんとかやれると思ったのでしょう(どんな根拠があったのか…)。

「もともと書くのが好きだし、長い物語は無理でも、短い文章ならいけるはず!」。こうなるともう思い込みですが、2社目の応募で運良くアシスタントとして採用されました。

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さて、この選択がどうだったかというと…正解でした。今日まで十数年、普通に食べています。最初は薄給でしたが、コピーライターになってからは、給与も平均以上です。

ただ、コミュニケーションの機会は想像よりもありました。コピーライティングは職人技のようなところがありますが、広告制作はやはりチームプレーです。

ですが、これも勉強です。コピーライターはいろんな人の気持ちになって考え、ときには憑依(他人になりきる)もします。自分の狭い世界だけで、いいコピーは書けません。

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まとめ

繰り返しですが、あなたがコピーライターに興味を持ったなら、それは現実的な選択肢です。

アシスタント → コピーライター → クリエイティブディレクターとキャリアパスも用意されています(もちろん、努力の積み上げが必要です)。

将来的には、フリーランスになる道もあります。一度身に付けた書く技術は、必ずあなたの身になりますよ。

 

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