Q&Aにもらった質問「いざコピーを書く前に、やるべきことを教えてください」に回答しながら、こんなことを考えていました。

「情報収集をちゃんとやることは大前提だけど、それでもいいコピーを書ける人もいれば、そうでない人もいる」

ジャンルに対する得手不得手もあるだろうけど、もっと根本的な差があるんじゃないか。それこそ、「センスや才能の差」で片付けてしまえない何かが。

きっとそれは、コピーライターの基礎体力のようなものなんじゃないかと思います。

→ コピーライターになるために、センスは必要か?

 

どれくらい心を動かしてきたか?

読み手の心を動かすのがコピーライターです。読んでも何も感じない、「購入」や「申し込み」などのアクションを起こさせない文章なら、それはもはやコピーではありません。

では、どんなメッセージを届ければ読み手の心は動くか?これは、自分が心を動かされたことのある人でないと、ピンと来ないんじゃないでしょうか。

 

何もコピーを見て購入する/行動するといった体験だけじゃありません。遊んで、学んで、泣いて、笑って、恋して。そうやって、よく心を動かしてきた人には一日の長があります。

「殴った拳の痛みがわからない奴に、殴られる痛みはわからない」「泣きながら米を研いで、炊いたご飯を食べたことのない人間に、人生の香りはわからない」そういうことです。

→ 人間の「喜怒哀楽」、どれかの感情を揺さぶるのがコピーライティング

 

どれくらい広告・Webを見てきたか?

「どれくらいコピーを見てきたか?」でもいいですが、やはりコピー集ではなく広告集を見たほうがいいです。コピーだけがポツンと存在してるわけじゃないですからね。

もちろん、自分が消費者としてリアルタイムの広告に触れることも大事です。広告からトレンドを知ることもできますし、目には見えない空気を嗅ぎとりましょう。

 

わたしはできることなら、古今東西、世の中の広告やWebをぜんぶアタマに入れたいです。整理してストックして、類似ケースが出現したときにサッと取り出して参考にしたい。

パクるんじゃないですよ。パクリについてはまた別の機会に書きますが、参考にするのとはまったく異なる行為です(似て非なるものでさえありません)。

→ いいコピーをたくさん見よう!名作コピーを集めた5冊

 

どれくらい書いてきたか?

なんだかんだ言っても、キャリアって大きいです。どれだけ座学で学んでも、仕入れたノウハウはすぐに実践では使えません。

覚えたてはどこかまだ借り物で、実践して自分用にカスタマイズして、初めて自分のものになります。すると「あっ、あの時のアプローチが使えそうだな」と応用も利くようになります。

コピーライティングに限ったことではありませんが、経験は大きなアドバンテージです。読みが利く、合格ラインまで早く到達できる、不測の事態に備えられる、数え上げればキリがありません。

 

まとめ

コピーライターの基礎体力について考えてみました。まとめると

  • どれくらい心を動かしてきたか?
  • どれくらい広告・Webを見てきたか?
  • どれくらい書いてきたか?

 

どれも一朝一夕にはいかないものばかりですね。でも、少しずつ積み上げていけば、誰でも確実に身に付きそうです。

基礎体力ってそういうもんです。サッカーでも何でも、高校生の基礎体力が、いきなりワールドクラスに追いつくことはありません。焦らず、じっくり身に付けていきましょう。

→ イチロー選手の言葉に見る、プロになること、続けていくことの意味

 

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