コピーライターは華やかな仕事だと思われがちです。広告業界だし、カタカナだからでしょうか(笑)
中にはそんなイメージから、自分には向いてないかなと思う人もいるようです。実際のところ、どうなんでしょう?
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華やか半分、地味半分
たしかに、毎日同じ仕事をするわけではありません。流れ作業もしません。業務は多岐に渡りますし、そうそう飽きることもないでしょう。
一人前になれば、クライアントにプレゼンもします。取材であちこち出掛けることもあれば、撮影で有名人に会うこともあるかもしれません。
パーティに出席することもあります。場合によっては、スピーチする機会もあるでしょう。自分が書いたコピーが世に出れば、誇らしい気持ちにもなるでしょう。
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こうして挙げると、華やかに思えるかもしれません(頑張って挙げてみました 笑)。ですが、それらは仕事全体の1〜2割程度に過ぎません。
仕事のほとんどは、情報を集める、丁寧に話を聴く、相手の気持ちになる。とことん考える、いつでもメモを取る、書いて書いて書きまくる地道なものです。
これらの仕事を地味と捉えるかどうかは、人によるでしょう。ただ、遊びがそのまま仕事になるような感覚でいると、なった後に「あれ?こんなはずじゃ…」となります。
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優れたクリエイターほど真面目
わたしがこれまで出会った優れたクリエイターは、誰もが真面目でした。何をもって真面目とするかですが、少なくともノリがいいだけの人やお調子者の類はいません。
もちろん、遊ぶときは遊びます。若いうちなら、多少羽目を外すこともあるでしょう。ですが、万事において思慮深い人が多いように思います。
広告やWebは、思いつきで作るものではありません。世に出る作品は、アイデアを練り上げた最終形です。また、優れたクリエイティブほど苦労の跡を感じさせません。
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もしあなたが、書くことは好きだけど、内向的だからクリエイティブな世界に向かないと思っているなら、それは間違いです。
コピーライターなどのクリエイターに求められるのは、地に足を付けて考える力です。地味な作業を厭わず、コツコツと成果を積み上げられる力です。
刑事が何度も現場に足を運び、ローラーで聞き込み捜査を行う。客観的な事実を一つ一つ積み重ねて、徐々に犯人を炙り出す。そんなイメージに近いです。
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まとめ
コピーライターの仕事は華やか半分、地味が半分。優れたクリエイターほど、根は真面目という話でした。
本当にすごいクリエイティブは、ノリや勢いでは生まれません。逆に言えば、正しい努力を重ねれば、すごいものを作り得るということです。
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