「ああ、いいコピーだなぁ」と思う要素の一つにこんなのがあります。

それは、声に出して読みたくなること。いい言葉や完成された文章って、思わず声に出したくなりませんか(わたしだけかな)。というわけで、今回紹介する広告はこちらです。

 

 

ああ、いい。「人は、人がつくったものに弱い。」わたしは、こういう人間の真理を説いたコピーに弱い。

東急ハンズのバレンタインポスター、コピーライターは相楽久美さん。2009年だから12年前ですか、まったく古さを感じません。

 

相楽さんは『物語のある広告コピー』という本の中で、このコピーは「手づくりは喜ばれる」の言い換えだと語っています。

たしかにパッとは「手づくりは届く。」のようにプラスのアプローチをしたいところ。「弱い」はどちらかといえば、ネガティブなワードですからね。でも、この言い換えが効いたんだなぁ。

 

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「人は、人がつくったものに弱い。」そう思って、過去のプレゼントを思い返してみました。

銀を溶かして作ったハート型のキーホルダー、冷蔵庫を開けたら入ってた、生クリームの乗ったコーヒーゼリー(サプライズのつもりだったのかな)。

 

うん、うんうん。たしかにどれも、思い出せます。もう、随分昔のことなのに、ちゃんとエピソード付きで残ってます。

大人になってからのアクセサリーやちょっとしたブランド品も嬉しいけど、やっぱり手づくりには人の心を動かす何かがある。

 

用意するのにかかった手間暇でしょうか、あえて手を出してくれた行動力でしょうか。

相手のことを思う時間なら、既製品を選ぶのだって同じはず。「ぬくもり」なんて言葉でまとめるとチープだけど、やっぱりあったかいんでしょうね。

 

あと、書いてて気づきましたが、何年経っても心のどこかに残ってます。もうカタチはないかもしれないけど、プレゼントを贈りあったシーンが、相手の喜ぶ顔が、つい昨日のことのように。

おかしいな、書き出したときはこんなセンチな気分じゃなかったのに、あいみょんの『裸の心』が流れてきました。

 

泣いちゃう前に締めましょう。今年のバレンタインは日曜だから、義理チョコは少なめになるのかな。あと、このご時世じゃ手づくりもちょっと渡しづらいでしょうか。

どちらにしても、あなたと大切な人のバレンタインが、ハッピーエンドになりますように。