今日のテーマは、面接でよく聞かれることです。

どれだけアドリブに自信があっても、事前に想定して回答を考えておきましょう。丸暗記する必要はありませんが、準備しておくことは大事です。

 

面接でよく聞かれる 10の質問

① なぜ、この会社に応募しましたか?

志望動機は必ず聞かれます。応募書類にも書くでしょうが、しっかりと自分の口で言えるようにしておきましょう。

説得力があり、採用担当者に届く志望動機を書くには、まず会社をよく知ることが大事です。

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間違っても、「未経験歓迎で募集しているのがここだけだったので…」なんて言ってはいけません。本音がそうだとしてもNGです。

就職はよく結婚にたとえられますが、プロポーズで「たまたま空いてるのが君だったんで…」とは言いませんよね(笑)。それと同じです。

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② なぜ、コピーライターになりたいのですか?

言葉が好きだから、あるキャッチコピーに惹かれたから、ものを作るのが好きだから…いろんな理由が考えられます。

あなたは、なぜコピーライターになろうと思いましたか?この機会に、じっくりと考えてみましょう。

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すべての質問に言えることですが、飾る必要はありません。あなたの言葉で、あなたの考えや思いを伝えることが大切です。

 

③ この会社で、どう活躍したいですか?

この質問からは、いろんなことがわかります。どれほどの熱意を持って応募しているか。どれくらい地に足を付けて、一から学ぼうとしているか。

自分のやりたいことと応募先の会社が大事にしていること。これを掛け合わせて、自分に何ができるかを考えましょう。

ここでも、会社を知ることが大事です。会社は紙媒体(新聞広告/ポスター/パンフレットなど)を中心に扱っているのに、「おもしろいWebを作りたい!」と言ったら変ですからね。

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④ あなたの強み/弱みは何ですか?

 

どこまで自分を掘り下げて、自己分析できているかが見られます。強みは何かと聞かれているわけですから、堂々とアピールしましょう。

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大事なのは弱みです。「ありません」という回答はおすすめしません。そんなのは嘘ですからね。あるいは、自分のことがわかっていないのどちらかです。

「飽きっぽくて続かない」「他人と上手くやれない」など、会社員として致命的な欠点をそのまま言うのも避けましょう。採用担当者もどう返していいのか、返答に困ります。

 

「後先を考えず行動してしまう」「すぐに人の影響を受けてしまう」など、場合によってはプラスになる弱点はいいですね。

「◯◯だけど、最近は改めようと◯◯している」というのも、前向きな姿勢が感じられていいでしょう。

 

⑤ 将来こうなりたいという理想はありますか?

どこまで具体的に、コピーライターとしての未来を描けているかですね。正直、難しい質問だと思います。なので、この質問には無邪気に夢を語りましょう。

クリエイティブディレクターになる、広告賞を獲る、10年後に独立する(クリエイティブ業界は、将来的な独立に好意的なところが多いです)。

ただし、応募する会社で経験できることの延長線上であるように注意しましょう。

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⑥ ポートフォリオについて、説明してください。

ライバルと差を付けたければ、未経験者でもポートフォリオ(作品集)を作りましょう。アピールできるチャンスを逃す手はないです。

簡単でいいので、制作意図も付けましょう。時間が足りなければ、「ポートフォリオも作ったので、ぜひ見ておいてください」となりますからね。

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もし、説明を求められたら「これは、ぜひ見てほしい!」という作品を1~2点ピックアップして説明しましょう。

ポイントは“謙虚な気持ちを忘れずに”です。どれほど自信があるコピーも、先輩クリエイターから見たら未熟なものです。

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⑦ スクールはどうでしたか?役に立ちましたか?

 

コピーライター養成講座など、スクールに通っている場合に聞かれます。学べたこと、感じたこと、これから活かそうと思っていることなどを答えましょう。

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⑧ 好きなコピー/コピーライターを教えてください。

事前課題として出される場合もあります。わたしの1社目の課題が「あなたの好きな広告を5本選んで、それぞれ理由を教えてください。」でした。

どんな広告を選ぶかというセンスも見られますが、大事なのは選んだ理由です。なので、この質問には好きな理由もあわせて答えましょう。

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みなさんも、好きなコピーの5本や10本はあるでしょう。それらのコピーのどこが、どういいと思っているのかを掘り下げましょう。

広告には、お金を出して制作を依頼するクライアントがいます。必ず、目的や意図があります。

 

⑨ 残業や休日出勤がありますが、大丈夫ですか?

広告やWeb業界の仕事環境は、少なからずハードです。

未経験でも潜り込みやすい広告制作会社は、残業は当たり前。ときには休日出勤もという会社がほとんどでしょう(というか、世の中の会社の多くがそうです)。

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労働環境の改善が叫ばれる昨今ですが、すぐに大きくは変わりません。また、駆け出しの頃に、ある程度の時間を投下して働く経験は必要です。

みなさんは、いわゆるサラリーマンになるのではありません。「大丈夫ですか?」と聞かれたら、「はい、大丈夫です。早く一人前になりたいので。」と答えましょう。

もちろん、事前に調整しておけば、定時で上がれる日も作れます。休暇も取れます。友達や恋人と遊ぶ暇もないなんてことはありません。

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⑩ 最後に、何か質問はありますか?

よく言われることですが、「ありません」で終わるのはイマイチです。

質問がなくても、「いえ、特にはありません。お話を伺って(なるべく具体的な点を挙げましょう)、この会社でやっていきたい気持ちがより強くなりました。ぜひ、よろしくお願いします!」とアピールしましょう。

これで、面接の印象がグッと締まります。

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まとめ

いかがでしたか?どれも、クリエイターの面接ではよく聞かれる一般的な質問です。

実際の面接では、想定外の質問も飛んできます。でも、上記10個の質問にしっかり準備ができていれば、そう恐れることはありません。

準備する過程であなたの考えは深まっています。予期せぬ質問にも、応用が利くでしょう。

 

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