最近よく思うんですが、もうタブー(禁忌)って時代じゃないんですよね。

ネットも広まり、世界が近くなって、声を上げる時代にタブーも何もない。あらゆることをオープンにして、みんなで共有して、知見を蓄えて、次へシフトしようって時代です。

 

まだまだ、死もタブー視されるところがあるのかな。生きてるうちに、仮定の死の話をするんて不謹慎だ。不思議ですね。あなたもわたしも、生きとし生けるものは、みんないつか死ぬのに。

というわけで、今日紹介するのは遺書動画サービスの「ITAKOTO」。

 

 

ロンブーの田村淳さん発案で、自身が株式会社itakotoのCEOも務めるんだとか。

慶応義塾大学の大学院で「遺書」について研究されて、構想3年。専門家の指導も仰ぎ、やっとこぎつけた今回のローンチというから本気度が伝わってきます。

 

キャッチコピーがいいじゃないですか「この世から、心のこりをなくしたい。」

なくなるわけないんですが、少なくとも遺書については「大事な人に、これを伝えたかった。もっと感謝の気持ちを言葉にするべきだった」ということはなくそうよと。

 

 

そうそう、ネーミングもいい。この世でちゃんと生きて「いたこと」、東北の恐山で霊魂を憑依させて語る「イタコ」、「言いたかったこと」もかかってるのかな。

重すぎず、軽すぎず。生前の余韻や未来への広がりさえ感じるサービス名です。

 

田村亮さんが淳さんの遺影を抱えるビジュアルも、不謹慎なんて蹴飛ばして、タブーなんて笑いながら打ち破っていこう。そんなメッセージを感じます。

ロゴは、大事な人が亡くなると人生が一時停止するけど、遺書動画でまた再生できることを表しているそう。

 

これまで世になかった新しいサービスって、こういうコミュニケーションがめっちゃ大事なんです。一瞬で何のサービスかが伝わって、さらに、奥行きもあるクリエイティブ。

淳さん発ということもあって、けっこう話題になっています。

 

 

若いうちでも、それこそ何度でも、遺書を書けばいいんだと語る淳さん。

遺書を書けば、大切な人への想いに気づく。自分にとって、何が本当に大切なのかがわかる。この先どう生きていけばいいのか、目の前の道が開けてくる。

 

遺書とは、死を意識した人、死を目の前にした人だけのものではないんですね。

むしろ、一度しかない人生を、悔いなく生きるために書くべきもの。そうか、だから「この世から、心のこりをなくしたい」なのか。下記は、淳さんのメッセージ動画&全文。ぜひ、読んでみてください。

 

遺言だと、堅苦しい。遺書だと、自死のイメージもあって憚られる。

いろんな考えがあって当然だけど。このサービスが多くの人にとって、死について、人生について、立ち止まって考えるきっかけになればいい。そう思います。

 

 

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