日曜劇場『陸王』が終わってしまいました…いいドラマでした。これまでもいろんなドラマを観てきましたが、最終回を2日続けて観たのは初めてです。

視聴率も20.5%(関東)と高かったので、改めて紹介するまでもないですが、まだ観ていない方のために書きます。それぐらい、全力で推したいドラマです。

 

主人公の社長が、泥臭くて最高にかっこいい

『陸王』は、老舗の足袋屋「こはぜ屋」が業績回復のために、無謀とも思える“ランニング足袋”の開発に挑むストーリーです。そのこはぜ屋の社長を演じるのが、役所広司さんです。

言わずと知れた日本を代表する役者ですね。で、やっぱりこの方の演技がスゴイです。

回を追うごとに、どんどん目が充血してきます(撮影もハードなんでしょう)。あの目でまっすぐに夢を語られると、心の深いところを射抜かれます。

また、ことあるごとにいいセリフを吐くんです。そして、涙や唾がスゴイ(笑)。まさに熱演です。そんな社長にだんだんと、周りのみんなも(わたしも)心を動かされていきます。

 

もちろん脚本もいい(池井戸潤さんの原作も、素晴らしいんでしょう)。フィクションだとわかっているんですが、それでものめり込まずにはいられない。応援せずにはいられない。

わたしはわりと冷静なほうですが、日曜の夜だけは体温が2℃くらい上がっていました。それぐらい『陸王』には、働く人の心を揺さぶる魅力があります。

以下は、ツイートの引用です。だんだん、熱くなってますね(笑)

 

 

働くことの、本当の意味とは?

 

大人になると、熱さや一生懸命さとは、距離を置きがちかもしれません。でも、やっぱり熱くなるのっていいもんです。特に、ものづくりに情熱は不可欠です。

役者さんはもちろん、演出や脚本など作り手の「いいドラマを作るぞ!」「日本の中小企業に活力を届けるんだ!」という気持ちもビシビシ伝わってきました。

最近ほんと思うんですが、圧倒的な熱量は人の心を動かします(先日放送された、「THE MANZAI」のウーマンラッシュアワーさんがいい例です)。熱量を感じるものを人は無視できないんです。

コピーライターには、冷静さや論理的な思考が欠かせませんが、それと同じくらい情熱や熱量も大事です。

 関連  勘では書けない!コピーライターに求められる論理的な思考とは?

 関連  応募や面接で、コピーライターになりたい!という情熱に勝るものはない

 

人は、仕事で成長します。働くことの意味は、もちろん経済的な理由も大きいですが、それだけじゃ寂しいじゃないですか。

ドラマで一番成長したのは、山崎賢人さん演じる社長の息子です。これから観る方のために詳しくは書きませんが、彼が陸王の開発を通じて学んだことを語るセリフがこちらです。

仕事の厳しさと、そこに逃げずに挑戦する楽しさです。それが仕事の本当のおもしろさだと気づかされました。

社長さんも、こう言ってます。

本当の負けってのは、挑戦することをやめた時だ。

 

そう、『陸王』のテーマは“挑戦”です。やってみなければわからない。諦めない気持ちは、人の心を動かして、何かを届ける力があるってことです。

それが、こはぜ屋の思いが竹内涼真さん演じる茂木選手(長距離ランナー)へと届くクライマックスへとつながるわけですが、詳しくは観てみてください。

 参考  民法公式テレビポータルTVer(ティーバー)『陸王』

 

あなたもコピーライターになって(もちろん他の仕事でも)、しんどい時がやってきます。必ず「もうダメだ…」という壁にぶち当たります。

その前に就職・転職活動で苦労することもあるでしょう。そんなときは、『陸王』を思い出しましょう。きっと、あなたのハートに火をつけて、背中を押してくれます。

今はまだ、何をすればいいかわからない方にもおススメです。きっと「自分も何かしなくちゃ…」「夢中になれる、自分にとっての“陸王”を見つけたい!」と思うはずです。

 関連  言葉が好き、書くことが好き。でもやりたい仕事が見つからないあなたへ

 関連  「コピーライターになりたいけど…」と、不安や迷いを抱えている20代へ

 

まとめ

人は何のために働くのか?ドラマ『陸王』がそのヒントを教えてくれた。主人公の社長が、泥臭くて最高にかっこいい。働くことの本当の意味とはという話でした。

こはぜ屋のような職場はないかもしれない。ドラマのようには上手くいかないかもしれない。でも、一生懸命思いを届けて、心から感謝される。そんな働き方を目指すことはできます。

 

こんな記事も読まれています