時代は変わろうとしているのか、はたまた足踏みしているのか。
日本経済新聞社が進める、ジェンダー平等推進の取り組み「UNSTEREOTYPE ACTION(アンステレオタイプアクション)」。その第2弾となる新聞広告が掲載されました。
女性アスリートの
平均選手寿命は、
男性より4年も短い。今朝の日経新聞広告。普通に働いて、普通に子育てができない世の中はおかしい。子育てのステレオタイプを壊せ。「両立」なんて、概念を捨てよう。この国には、まだ壊さなければいけないものが、たくさんある。#母になってもプロでいる pic.twitter.com/ymfYdve8da
— ことばと広告 (@kotobatoad) September 3, 2020
キャッチコピーは「女性アスリートの平均選手寿命は、男性より4年も短い。」
やっぱり、そうなんだ。出産のタイムリミットが関係してるのかと思ってたけど、当然その後の子育ての負荷もかかってるんですよね。
「仕事と子育ての両立」なんて一口に言うけど、容易なことではないようで、ボディコピーではプロバレーボール選手の荒木絵里香さんにフィーチャーしています。
お子さんをヒシッと抱きしめる荒木選手の表情がまたいい。
普通に働いて、普通に子育てができないなんて。そりゃ、少子化が進むわけです。
だって、子供を産んで育てにくい社会環境なんだもの。誰も好んで、そんな“試練”に立ち向かおうとはなりませんよね。
おかしいな。国の将来を担うのはこれから生まれてくる子供なのに。広大な土地もなく、石油も出ず、人が資源のこの国で、人口がどんどん減っていくなんて。
だから、出産後も出産前と同じように働くことを当たり前の選択肢に。そのために、意識と制度の変革が必要だと「UNSTEREOTYPE ACTION」は訴えます。
「#母になってもプロでいる」このハッシュタグの意味が、よくわからなくなるその日まで。
子育てのステレオタイプ(固定的、画一的な考え方)なんて、壊してしまおう。すべての女性が、自分の人生を、自分の意思で選べる社会へ。下記は荒木選手のツイートです。
女性アスリートだけでなく、全ての女性の当たり前の選択肢がもっと増えるといいと心から思う。
今日の日経新聞朝刊です。#母になってもプロでいる pic.twitter.com/2BvWi5qema— 荒木絵里香 (@erichina11) September 4, 2020
#母になってもプロでいる
10年後には、このハッシュタグの意味が、よくわからなくなってるといいな。そのために今日も広告は、こうしてボディブローを打ち込むんだ。少しずつ、でも確実に効いてると信じて。日経新聞広告「子育てのステレオタイプを壊せ」https://t.co/nnubeoSnQG
— ことばと広告 (@kotobatoad) September 5, 2020