最近、映画をよく観ます。フィクションがしんどくて、離れることもあったけど、今はちょうどいいみたい。

さて、定額制動画配信サービス「Netflix(ネットフリックス)」が、こんな新聞広告を掲載しました。二連版30段、見開きの全面広告です。

 

 

見慣れた動画のコントロールバー、キャッチコピーは「線を超えるもの」

ボディコピーでは、線は旅のようなもので、人々が生きるストーリーだと語ります。たしかに、あの数十センチのバーのなかに、人間が、世界がギュッと詰まってるんですよね。

 

思えば、これまで何本の映画を観てきたんだろう。そりゃ、価値観が合わない映画もあったし、途中で観るのを止めたこともある。

でも、そこには大抵わたしの知らない世界があったし、普通に暮らしてたら、交わることのない人たちが生きていた。

 

現実は映画のように、華やかじゃない。大逆転はほぼ起こらないし、偶然の出会いもまずない。仕事も勉強も、地道にコツコツ積み上げていくことの連続だ。

だって、わたしたちの人生は、2時間に凝縮されてはいないから。

 

でも、人は映画に夢を見る。きっとこれからも、そうだろう。

憧れだった仕事に就けるから?とても買えないような豪邸に住めるから?世界を救うヒーローになれるから?過ぎ去ったあの頃に戻れるから…

 

それもあるけど、やっぱりきっかけがほしいんだ。心躍るような冒険をあきらめるにはまだ早い。動き出せば運命の出会いが待ってるかもしれない。

さぁ、虚構と現実のラインを超えよう。映像にできたことは、きっと人生にだって起こる。