みなさん、渇いてますか?

わたし、やっぱりクリエイターには“渇き”って、大事だと思うんです。満たされて、安住しちゃったら、新しいものを生み出そうなんて思いませんもんね。

というわけで、今日は渇きの代名詞。思春期まっただ中の高校生が踊りまくって、感情を爆発させる「ポカリスエット」新CMをピックアップです。

 

2019年のテーマは「汗」、ヒロインは茅島みずきさん

まだ観てないよって方は、どうぞ↓

いいですね、同商品の踊る高校生シリーズは数年前から流れてますが、だんだんダンスが激しくなってる気がします。“青ダンス”って言うんですね。

 

ヒロインはモデルの茅島みずきさん。まだ14歳、身長170cmのモデルさんです。プロゴルファーを目指していたそうで、ベストスコアは70(!)だとか。

萩原護さん、Miriさんも加わえて、なんとこのCM、3人同時に撮影しているそうです。そういや、いつの間にかホールに合流してますね。

ラストはバシッと決めポーズ、なんで最後にマネーを要求するんだろ?斬新なメッセージだなと思ったら、ポカリスエットの「P」なんですね。なるほど。

 

 

今回のCMのテーマは「汗」、ポカリスエットの「sweat」は英語で「汗」ですから、原点と言えば原点です(ちなみに、「ポカリ」は語呂の良さで付けたそうで、意味はないんだとか)。

キャッチコピーも「自分は、きっと想像以上だ。」から一新して、「汗は君のために流れる。」

たしかに、熱を逃がして、体温を下げるためですもんね。でも、それだけじゃないエモーショナルなメッセージを感じるところに、ブランドの力を感じます。

 

曲もいいですね。スタッフリストによれば、作曲は梅林太郎さん、作詞は朝日廉さんだそうです。

歌詞のラスト「正しくあるままで 間違えるんだ」がグッときました。はみ出すのは怖い、できれば失敗したくない。でも、間違えなきゃ、前に進めないこともわかってる。

思春期の揺れる心だよなぁと(ぜんぜん違ったりして)。スピッツの名曲『チェリー』の一節、「ズルしても真面目にも生きてゆける気がしたよ」を思い出しました。

メイキングも熱いですよ↓

 

まとめ

というわけで、「汗は君のために流れる。」ポカリスエットの新CM&コピー、歌詞もダンスも熱かったでした。

クレジットによると、制作は電通。CDは磯島拓矢さん、コピーライターは筒井晴子さんという、ここ数年同商品のCMを手掛けている方々でした。コピーライターに、藤曲旦子さんのお名前も。

ポカリスエットで高校生の心を、カロリーメイトで受験生の心を、グッとつかんで離さない大塚製薬。ブランドを大切にしている感じが伝わってきます。

 

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