Q. 質問

コピーライターになりたい大学生です。就活に向けて何をやるべきですか?

コピーライターになりたくて、広告会社に就職したいと考えている大学3年生です。

今のうちにしておくこととして、何かアドバイスがあれば頂きたいです。どのような力をつけると、就職の際にどのようなアピールポイントとなるのか、具体的に思い浮かびません。

(ワタナベ さん)

A. 回答

質問ありがとうございます。就活&学生時代の過ごし方について、あまり書いたことがないのでちょうどよかったです。いくつか思い浮かぶので、挙げていきますね。

 

コピーライティングに関する本を読む

まずはこれ。すでにいくつか読まれているかもですが、基本中の基本です。「そんな単純なこと…」と思うかもしれませんが、案外やってない人が多いです。

コピーライターが書いた、コピーライティングに関する本を読みましょう。読まずに就活することは、教科書を開かずに受験するようなものです。

下記の2冊が読みやすいでしょう。未読ならぜひ。複数冊読むと、重複している部分に気づきます。どのコピーライターも大事だと考えている箇所です。押さえておきましょう。

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広告賞やコンテストに応募する

有名なところでは、秋から始まる「宣伝会議賞」。他にもラジオCMのコンテストなど、年中何かしらの賞やコンテストが開催されています。

まず書かないことには、始まりません。仕事を知る → コピーを書く → 難しさがわかる → コピーライティングを学ぶ → 褒められる → コピーを書きつづける → 奥深さに触れる

こういった流れは大事です。学生の間にどこまでいけるかはわかりませんが、一歩踏み出さないことには、スタートラインに立てません。ぜひ、コピーを書いてみましょう。

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ライターのアルバイトをする

ちょっと難易度が上がってくるでしょうか。でも、大学生でも採用されるライティングのバイトは結構ありますよ。

趣味で書くことと、書いて稼ぐことは、結構違います。「相手に伝わりやすいように書く」「言葉で相手の心を動かす」とはどういうことかが、少しわかるかもしれません。

アシスタントでもいいですよ。広告や編集のプロダクションで、クリエイターに混じって、クリエイティブの空気を吸うだけでも、得るものは大きいでしょう。

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スクールや講座に通う

コピーライター養成講座」などのスクールですね。ちなみにわたしも通いました。学生さんも多かったですよ(3割くらい?)。

学生さん同士なら、同じようにコピーライターを目指す友達も作りやすいでしょうし、情報交換して、モチベーションも上がるんじゃないでしょうか。

課題&添削もあって、楽しいですよ。ただ、通ったからってなれる保証はありません。あくまでスクールです。でも、就活で“本気度”は示せそうですね。

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ブログを開設する

これはおすすめです。はてなブログでもnoteでも、無料でサクッと開設しちゃいましょう。で、あなたがコピーライターを目指して学んだこと、感じたことを綴っていくんです。

「こんな広告を見つけて、こう感じたよ」「この本を読んで(この講座に通って)、こんな発見があったよ」、前述したことがすべて書くネタになりますね。

さしずめ「コピーライターを目指す大学生の就活奮闘記」です。アウトプットすることで、インプットは定着します。書く内容に配慮すれば、就活のアピール材料にもなるでしょう。

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と、こんなところです。どれも奇策じゃないですね。コピーライターを目指す多くの学生が取るであろう、オーソドックスな取り組みです(程度は別として)。

読書からブログまで、だんだんハードルが上がると思います。スクールはお金もかかりますし。ブログなんて、大抵の人は「面倒くさい…」と思うんじゃないでしょうか。

でも、人が「面倒くさい」と思うからこそ価値があります。それだけ、アピールになるわけですから。コンテストやスクールで書いたコピーをポートフォリオにまとめるのも有効です。

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就活や転職で「これさえやっておけばOK」ってことはありません。また、知っての通り、広告会社(広告代理店)のクリエイティブ職は志望者も多く難関です。

大切なのは“あなたなりの考え”を身に付けることです。上記に挙げたことは、すべてそのため。そこから、あなたが何を感じて、どう考えるかが大事です。

考えが身に付くと、応募書類や面接で自分の言葉で語れるようになります。それが、「面接対策本」などを参考に、付け焼刃で覚えたものに負けるとは思えませんよね。

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ここに挙げたのはスタンダードなアプローチですが、たとえば「販売、企画、教育など、10業種くらいのアルバイトを経験しました。

そこでビジネスに大切なのは、仕組み(ビジネスモデル)と広告(広く世に知らせること)」だと感じました。表現することに興味があったわたしは、広告の技術を身に付けたいと…」

そんな話をする(もっと具体性が必要ですが)学生が応募してきたら?「小賢しそうだけど、おもしろいかも。いろいろ考えてそうだし。」となりそうな気がしませんか。

 

何も行動しないのは論外。オーソドックスな手法を取るのが普通。それに加えて、「こいつはおもしろそう。もうちょっと話してみたい」と思わせるのが、ハイレベルな就活生です。

間違ってたっていいんです。粗削りで十分です。「行動して、自分なりに考えている。それを自分の言葉で伝えることができる。」これが何よりも重要です。

もちろん、マスナビなど就活サイトへの登録。ビズリーチ・キャンパス でのOB/OG訪問も試してみましょう。空振りを恐れず、行動あるのみです。

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