今年も「宣伝会議賞」贈賞式が開催され、グランプリや眞木準賞など、各賞の発表がありました。

このページを読んでいて「ん、宣伝会議賞…?」って方は、ほぼいないと思いますが、プロ・アマ問わず参加できる日本最大級の広告コピー賞です。もう、56回の歴史があるんですね。

 

「宣伝会議賞」贈賞式を動画でチェック

かく言うわたしも、そんな詳しいわけじゃないです。コピーライターになる前に、一度応募したことがありますが、そりゃもう思い出すだけでも恥ずかしいコピーでした。

正直言うと、勤めだしてからは仕事にかまけてというか、発表になったらグランプリくらいはチェックする感じだったんですが、

このサイトを運用しはじめてから、贈賞式の様子をオンラインでチェックするように(ほんと、ありがたい時代です)。今年の様子がこちら↓

 

熱いですよね。一般公募の広告コピーやCMのコンテストは数あれど、ここまで贈賞式を大々的にやってる賞は他にないでしょう。

ツイッターでフォローしてる方のつぶやきを見てても、熱いんです。何年もチャレンジしてて、やっとの思いで受賞して、「会場でお会いしましょう!」みたいなやり取りがあって…

もしかして、カメラに映ってる中にもフォロー&フォロワーさんがいるのかな、いやいるんだろうなと思うと、こっちまで嬉しくなります。で、受賞作品はどんなだったかというと

 

グランプリ 谷尾裕一郎さん
課題:カクイチ ホースを使いたくなるアイデア

ホースの代わりって、ない。

コピーゴールド 三上智広さん
課題:日本ガイシ 日本ガイシのものづくり魂の化身である「クロコくん」が脚光を浴びるアイデア

目立たないぞ精神。

 

今回かなりの僅差だったそうで、審査員長である仲畑貴志さんの、グランプリ作品には「発見があった」というセリフに、なるほどです。

余談ですが、毎年仲畑さんの賞状を読み上げる際のコメントがチャーミングです。今年は「あんたは偉い、って書いてます」、たしか昨年は「あんたが一番だ、って書いてある」だったような。

CMゴールドやシルバー、協賛企業賞など各賞のコピーは観てもらった通りですが、忙しい方はこちらから↓

 

すごく意義深いと思う「中高生部門」

実は、宣伝会議賞には「中高生部門」というのがありまして、たしか一昨年からはじまったんですが、これがいいんです。ちょっとだけ、覗いてみると

 

中高生部門グランプリ 早川源さん
課題:ザ・プロアクティブカンパニー 「ニキビケアはプロアクティブ」とSNSでオススメしたくなるキャッチフレーズ

もうイクラ軍艦とはよばせない

中高生部門準グランプリ 伊藤佑里香さん
課題:ECC外語学院  “英語が話せたらカッコイイ”と思わせる、覚えやすいキャッチフレーズ

宇宙人が怖いのは言葉が通じないからだと思う。

 

いいですよね、グランプリ。粗削り感というか、実際の広告じゃまずお目にかかれない、生々しさというか。中高生らしい瑞々しい視点だと思います。

準グランプリも、うんうん。これなんかUFOか宇宙人のビジュアルに、実際あってもおかしくなさそうな感じです。そういや、昨年もそんな感想だったような↓

 

まとめ

というわけで、第56回宣伝会議賞のお話でした。広告コピーが好きで、コトバで戦っている感じが、コピーライターの“賞レース”っぽい雰囲気があります。

そういや、受賞者がプロなのかアマなのか、所属のようなものがわかると、より楽しめるかもしれませんね(どこかでわかるのかな)。アマがプロを負かす、下剋上的な。

今年も、9月に課題が発表されます。あと半年、また熱い戦いがはじまります。

 

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