空想特撮映画『シン・ウルトラマン』の特報が公開されました。

 

おー、かっこいい。たしかに『シン・ゴジラ』を思わせる雰囲気。怪獣がちょっと使徒っぽいのも、うんうんって感じです。

早いなぁ、もう今年の初夏には公開ですか。めっちゃ楽しみ、絶対観にいこう。同時に特別ビジュアルも公開されまして↓

 

 

いいですね。キャッチコピー「そんなに人間が好きになったのか、ウルトラマン。」に、奥深そうなストーリーを感じます。

彼、ああ見えて宇宙人ですから。ちょっと切ないバックボーンが描かれたりするのかな。

 

どうやら、お兄さんであるゾフィーのセリフが元になってるようですが、これくらいにしときましょう。あまり映画観る前に情報入れたくないんで。

それより気になったのは、特別ビジュアル公開を受けてのコピーライター橋口幸生さんのこんなツイート。

 

 

ハッとしました。「新しいデザインは必ず単純な形をしている。人間は考えることができなくなると、ものを複雑にして堕落してゆく」。

ウルトラマンをデザインした成田亨さんの言葉だそうですが、おもわずモニターの前で「あー、わかるううう」ってなりました。

 

造形とはまた違いますが、ときどきありますよね。複雑なことを複雑なまま表現して、用をなさないお役所の資料。情報過多で何も入ってこない広告。

機能をぜんぶ盛りにして、説明書を見ないと使えないリモコン。例を挙げればきりがありません。

 

いかに削ぎ落して、本質的なものだけを残すか。これがクリエイティブの神髄です。いっぱい考えて、考えた分だけあれもこれも付け加えましたなんてのは怠慢です。

デザインは引き算、クリエイティブも引き算。さすが『言葉ダイエット』の著者、橋口さんです。