空想特撮映画『シン・ウルトラマン』の特報が公開されました。
おー、かっこいい。たしかに『シン・ゴジラ』を思わせる雰囲気。怪獣がちょっと使徒っぽいのも、うんうんって感じです。
早いなぁ、もう今年の初夏には公開ですか。めっちゃ楽しみ、絶対観にいこう。同時に特別ビジュアルも公開されまして↓
【映画『#シン・ウルトラマン』特別ビジュアル解禁】
―そんなに人間が好きになったのか、ウルトラマン。―
謎めいたアイテムと意味深な言葉。
そして、#斎藤工 #長澤まさみ #有岡大貴 #早見あかり #西島秀俊 の視線の先にあるものとは一体…#シンウルトラマン #ウルトラマン#庵野秀明 #樋口真嗣 pic.twitter.com/dWtXJXDu38— 映画『シン・ウルトラマン』公式アカウント (@shin_ultraman) January 28, 2021
いいですね。キャッチコピー「そんなに人間が好きになったのか、ウルトラマン。」に、奥深そうなストーリーを感じます。
彼、ああ見えて宇宙人ですから。ちょっと切ないバックボーンが描かれたりするのかな。
どうやら、お兄さんであるゾフィーのセリフが元になってるようですが、これくらいにしときましょう。あまり映画観る前に情報入れたくないんで。
それより気になったのは、特別ビジュアル公開を受けてのコピーライター橋口幸生さんのこんなツイート。
「新しいデザインは必ず単純な形をしている。人間は考えることができなくなると、ものを複雑にして堕落してゆく」という言葉も重いですね。。。https://t.co/uZVG0m4ERI https://t.co/VP2UPXmqjp
— 橋口幸生@コピーライター (@yukio8494) January 29, 2021
ハッとしました。「新しいデザインは必ず単純な形をしている。人間は考えることができなくなると、ものを複雑にして堕落してゆく」。
ウルトラマンをデザインした成田亨さんの言葉だそうですが、おもわずモニターの前で「あー、わかるううう」ってなりました。
造形とはまた違いますが、ときどきありますよね。複雑なことを複雑なまま表現して、用をなさないお役所の資料。情報過多で何も入ってこない広告。
機能をぜんぶ盛りにして、説明書を見ないと使えないリモコン。例を挙げればきりがありません。
いかに削ぎ落して、本質的なものだけを残すか。これがクリエイティブの神髄です。いっぱい考えて、考えた分だけあれもこれも付け加えましたなんてのは怠慢です。
デザインは引き算、クリエイティブも引き算。さすが『言葉ダイエット』の著者、橋口さんです。