今年は、全国各地の花火大会が軒並み中止だそうで、あっても人が集まらないようにゲリラで開催されるんだとか。仕方ないとはいえ、ちょっと寂しい夏です。
そんな中、信濃毎日新聞の広告企画が話題に。下記は、読者さんのツイートです。
今朝の信毎。とても頑張ったと思うんだ。#信濃毎日新聞#AR pic.twitter.com/36dQk9ipD7
— すかふ@活動再開 (@osoba_0626) August 15, 2020
ああ、いい。張り出した紙面に映る、色鮮やかな大玉の花火。いい感じの音楽までついて、湖面も美しく揺らめきます。
AR(拡張現実)を活用した新聞広告、その名も「実験ARおうち花火大会」。長野県の「諏訪湖祭湖上花火大会」も中止になったそうで、その代わりだとか。
実験大成功じゃないでしょうか。多くの人が、特等席で大輪の花火を堪能しました。
キャッチコピーは「離れることで、見えたもの。」ちゃんと、スポンサー(養命酒とスカパー)が入った広告として成立している点にも注目です。紙面詳細はこちら↓
離れることで、見えたもの。
会えないぶん、
おもうことはできる。
気づかなかった大切さを、
かみしめることはできる。
次に会える日を楽しみに、
明日を生きることができる。#信濃毎日新聞 #ARおうち花火大会 https://t.co/1kZXxzhcBU pic.twitter.com/VwlVwlTZXW— ことばと広告 (@kotobatoad) August 14, 2020
離れることで見えたものが、この夏私たちを少し強くしてくれるはずだ。
たしかに、コロナによって失ったものはたくさんあるけど(ありすぎるけど)、逆に見えてきたものもあるんでしょう。変えなきゃいけないこと、変わらなきゃいけないこと。
仕事に飲み会、いろんなことが、案外リモートでいけそうなこと。
でも、ほんとに大切な人とは、やっぱり直接会って話したいこと。年に数回でも、帰省して親の顔を見たり、孫の顔を見せたりすることは、かけがえのない時間だったこと。
信濃毎日新聞「離れることで、見えたもの。」
紙面に浮かび上がる大輪の花火。これなら、みんなが特等席。スポンサーもついて、全国に拡散され、広告企画としても成立。離れて見えたのは、AR(拡張現実)×新聞広告のこれ以上ない成功例だった。#ARおうち花火大会 https://t.co/WYVF7AQ1fO
— ことばと広告 (@kotobatoad) August 17, 2020