スポーツに個人競技と団体競技があるように、仕事にも同じような分類があります。

たとえば弁護士や税理士など士業と呼ばれる方は、どちらかと言えば個人競技に近いイメージですね。では、コピーライターの場合はどうでしょう?

 

制作は、基本的にチームプレー

結論から言えば、広告やWebの制作はチームプレーです。コピーライターも、ディレクターやデザイナーと連携して仕事を進めていく場合がほとんどです。

もちろん、一人でデスクに向かってひたすらコピーを書くこともあります。他の人からヒントをもらうこともよくありますが、基本的には自分との戦いです。

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ですが、コピーライターはコピーを書くだけが仕事ではありません。メンバーで表現のアイデアを出し合ったり、作ったものにお互い意見し合ったりします。

特にデザイナーとは、共同作業の部分が多いです。扱うメディアにもよりますが、ざっくりとしたレイアウトや構成要素を考えるのもコピーライターの仕事です。

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PowerPointやExcelなどのソフトで構成を作ったら(手描きの場合もあります)、それをデザイナーと擦り合わせます。参考資料があれば、それも添えてイメージを共有します。

自分が書いたコピー、考えた構成がデザインになるのは面白いものです。「こんな感じになるのか!」と想像を超えることもあれば、「なんだかイマイチ…」となることもあるでしょう。

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独り立ちすると、やや個人プレーに

それが、共同作業の醍醐味でもあります。ときどき自分でコピーを書いて、デザインもするクリエイターがいます(今後は増えてくるでしょう)。

その場合、設計から仕上げまで思い通りにできるという利点があります。でも、自分の想像を超えたクリエイティブを生み出すことは容易ではありません。

 

ライティングの経験が浅い場合、先輩デザイナーに助けられたり、ダメ出しをもらうこともあるでしょう(もちろん、逆の場合もあります)。

普段からコピーライターもデザインを、デザイナーもコピーをよく見ますから、目が肥えてきます。自分では作れなくても、良し悪しを判断できるようになります。

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そんなチームプレーが基本となる、広告やWebの制作ですが、独り立ちしてディレクションもできるようになると、少し個人プレーの色合いが強くなります。

もちろん、その分責任は増します。何かあればすべて自分に跳ね返ってきますが、これはこれで面白いものです。個人プレーに向いていると思う方は、ここを目指しましょう。

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まとめ

制作は基本的にチームプレー、独り立ちするとやや個人プレー寄りになるという話でした。

サッカーの日本代表でも、世界と伍して戦うには“個の力”が必要だと言われます。磨かれた個の力が集結し、その上で組織力が付くと、トップを目指せるのでしょう。

大きな成果を上げる、すごいクリエイティブにも同じことが言えそうです。

 

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