角田光代さんが、5年ぶりの長編小説を書かれたそうで(なんでも、ずっと『源氏物語』の現代語訳をされてたんだとか)。その名も『タラント』
あきらめた人生の その先へ
“「何を返せと叫べばいいのかも、わからない」片足の祖父、学校に行けない甥、大切な人を失ったみのり。絶望に慣れきった毎日が、見知らぬ手紙によって動き出す。逃げつづけた人生に、使命(タラント)は宿るのか”https://t.co/TPd5eyMhHt pic.twitter.com/THBptFsGbr
— ことばと広告 (@kotobatoad) May 3, 2022
なんか語感がいいなと思ったら、タレントとほぼ同義なのかな。才能とか、賜物って意味ですね。どうも、新約聖書からきてるみたい。
帯文がまたよくって「あきらめた人生の その先へ」
いろいろあって、一度は人生をあきためた人たちが登場するんでしょう。
人間長いことやってりゃ、傷の一つや二つ。いや、大怪我だってします。そこから、いかに「よいしょ」となれるか。もう一度、人生に希望を見出せるか。
小さな手にも使命(タラント)が灯る慟哭の長編小説、ちょっと読みたい。