前に、社会派ブロガーのちきりんさんにはまってると書きましたが、まだ続いてます。それまで知らなかったというのもありますが、ほんと飽きさせない書き手さんです。

著書はほぼ読んだのですが、今日は中でもみなさんにおすすめしたい一冊をご紹介します。就職や転職、あるいは人生の節目で迷っている方、きっと得るものがありますよ。

 

プロゲーマー、梅原大吾さんとの対談

今回紹介するのは、ちきりんさん初の対談本です。お相手は日本初のプロゲーマー、梅原大吾さん。先日、NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』にも出演されてましたね。

格闘ゲーム界では「神」と呼ばれ、世界でも「The beast」の愛称で名を轟かせる方です。彼が世間の注目を集めるきっかけとなった動画がこちら(ぜひ、音声付きで!)↓

 

 

わたしも最近はじめて観たんですが、すごいですよね。会場の盛り上がり方が半端じゃないです。ほとんどゲームをしないわたしですが、鳥肌が立ちました。

地鳴りのような歓声、画面越しにも十分伝わってくる熱狂。土壇場からの逆転はドラマティックなものですが、彼がいかに観衆を魅了するプレイヤーかがわかります。

 

梅原さんの「思考を言語化する力」

「て言っても、まぁゲームでしょ?」と思う方もいるかもしれません。ただ、子供の遊びだと思ったら大間違い、ここ数年でゲームを取り巻く環境は大きく変わっています。

「e(エレクトロニック)スポーツ」と呼ばれ、高額の賞金がかかった大会が開催されています(海外なら数千万円とか)。もちろん、ハイレベルなプレイの観戦を楽しみにしているファンもいます。

そう、もうプロスポーツと何ら変わりません。個人・対戦・大会という点でいえば、テニスが近いですね。ゲームという括りなら、将棋や囲碁もまったく同じです。

 

そんな梅原さんと社会派ブロガーちきりんさんとの対談本が『悩みどころと逃げどころ(小学館新書)

テーマは一応「学校教育」についですが、どちらかといえば「10代、20代における生き方」のような感じで、堅苦しさはまったくありません。

今から20年ほど前、プロゲーマーなんて考えもつかなかった時代から未来を切り開いてきた梅原さん。彼がいかにして今の場所にたどり着いたか?その過程で、彼は何から逃げてきたのか?

 

対談と言いつつ、梅原さんに興味を持ったちきりんさんによるインタビューです(笑)。全編会話形式なんで、あっという間に読めますよ。

特に梅原さんの「思考を言語化する力」に驚かされます。勝負の世界に生きるアスリートとして、自分との対話を積み重ねてきたことがはっきりと読み取れました。

 

まとめ

人生に迷ったとき、ぜひ手に取ってほしい一冊『悩みどころと逃げどころ』という話でした。

このままじゃダメなんじゃないか、何か違うんじゃないかと生き方を模索する人におすすめです。社会派ブロガーとアスリートの異文化セッションが最高ですよ。

 

こんな記事も読まれています