日本の働き方が変わろうとしています。だいぶ遅れていたオンライン化や多様化が、やっと前に進もうとしています。皮肉にもコロナの影響で、やはりIT業界から。
というわけで、今朝のヤフージャパンの新聞広告。下記は、ヤフーの川邊健太郎社長のツイートです。
という”オンラインへの引っ越し宣言”をオフラインの主要新聞全紙で発表させてもらいますた(笑)
バナー広告もいいけど、新聞広告も好きです!
— 川邊健太郎 (@dennotai) July 15, 2020
オンラインに引っ越します。#YAHOO #新しい働き方を語ろう #新聞広告 https://t.co/MkjuC2lwkh pic.twitter.com/WGPy8KLhwp
— ことばと広告 (@kotobatoad) July 15, 2020
おお、真っ赤。ヤフーの新聞広告は一目でそれとわかるのが強い。今朝のわたしのツイッターのタイムラインも赤く染まりました。
キャッチコピーは「オンラインに引っ越します。」
一瞬「ん?」となりますよね。わたしはなりました。ヤフーって、もともと超オンラインだよねって。
でも、真意はそうじゃありません。ヤフーは確かにオンラインだけど、働き方はオフラインがメインだった。でも、これからは働き方もオンラインでいくよと宣言したのです。
昨日、ヤフーが他社で働く副業人材を約100人募集するというニュースがありました。しかも、募集するのは、事業戦略のアドバイザーや中核をなすエンジニア。
このニュースに、なんだか新しい風が吹くのを感じた方も多かったはず。そして、翌日の朝刊にこのメッセージです。綿密に練られた広告戦略を感じますね。
そして、社長もつぶやかれてますが、ツイッターで散見されたのが「この広告をオフラインでやるのがおもしろい」という感想。
たしかに新聞広告は、オフラインの象徴とも言えるメディアです。
でも、どうでしょう?この記事を読んでいるあなたも、社長のツイートを見た方も。多くの方が、オンラインでこの広告を見ている。
2020年代は働き方が多様になるとともに、オンラインとオフラインの境目が曖昧になっていく10年になるのかもしれません。
ヤフー新聞広告「オンラインに引っ越します。」
IT企業のヤフーが、働く環境をオンラインにすると、オフラインの象徴とも言える新聞広告で宣言。そして、多くの人がその宣言をネットで見る。オンとオフの境目は、もう目を凝らしても見えない。#YAHOO #新しい働き方を語ろうhttps://t.co/61Pi9RqkDV
— ことばと広告 (@kotobatoad) July 16, 2020