広告は、世の中を映す鏡。ここ数年、特に増えたと感じるのが「ジェンダー(社会的性差)」を扱ったメッセージです。

今回紹介するのは、「職業のステレオライプを壊せ。NIKKEI UNSTEREOTYPE ACTION」の新聞広告。ピーナッツのルーシーには、大きな夢があるようで…

 

 

なんと、アメリカ合衆国大統領になりたいんだそうです。

ピーナッツもスヌーピーも詳しくないんで、調べたところ「ルーシーはよく女性の権利について主張していますが、いつか大統領か女王になりたいという高い願望を抱いています」とのこと。

 

もともと、そういう女の子なんですね。キャラクターにメッセージを託すとき、しばしば話題になるのが「このキャラは、そんなこと言わない」という指摘。

今回は問題なさそうです。キャッチコピーは「ルーシーの夢を叶えよう。」

 

 

前回の大統領選ではヒラリー・クリントンさんが現トランプ大統領にまさかの逆転負け。あと一歩のところで、初の女性大統領の椅子を逃しました。

国内に目を向けると、古くは女性として日本初の政党党首を務めた土井たか子さん。ときどき、野田聖子さんの名前も挙がるでしょうか。小池都知事は再選したばかりで、4年の任期を全うすると71歳…

 

いずれにせよ、国や大きな組織のトップに女性が就任する。そのことが、特別なニュースにならない日はいつになるんでしょう。10年?20年?まだ、50年くらいかかりますか。

そう思うと、欧州はイギリスのサッチャーさんや前メイ首相、ドイツの現メルケル首相など、一歩も二歩も進んでいる印象です。そうそう、今年はこんな新聞広告もありました↓