受験シーズンですね。あんなにがんばって暗記した年号や方程式は、ぜんぶどこ行っちゃったんでしょう。サインコサインは、人生でいつ使うのが正解だったんだ。
というわけで「明治プロビオヨーグルトR-1」がこんな屋外広告を展開中です。

明治R-1が、受験生応援してた。 pic.twitter.com/OcmLfXQfuU
— ことばと広告 (@kotobatoad) February 3, 2021
あー「墾田永年私財法」なつかしい。とにかくリズムがいいんですよね、ほぼラップのリリックです。たしか「開墾したら、もうあなたのもんだよ」って法律だったかな。
そういや、点Pもよく移動したっけ。おい、お前はそこにジッとしてろ。動くな、点Pフリーズ。
あと「3は裏切らない」も、Twitterでたくさんコメントがありました。みんな心当たりがあるんですね「いや、よく裏切られたぞ」「わたしは2だった」なんて人もいて、楽しく読ませてもらってます。
上記は渋谷駅前と東京メトロの車内広告で、ほかにこんなもありました。
こんなのもあった。 pic.twitter.com/nAQEMyHXJ7
— ことばと広告 (@kotobatoad) February 3, 2021
「部分分数分解」うんうん、数学はポカーンだったんで、あまり記憶にないですが、これもめちゃくちゃ語呂がいい。たしかに、物理で「そんなわけあるかー」って前提の問題もありました。
あと個人的にあまりピンとこなかったのは、古文あるあるの「すぐ出家する」
そんなすぐお坊さんになってましたっけ?(笑)でも、みんな共感してたんで、習った教科書とかにもよるんでしょう。多少はジェネレーションギャップもあるのかな。
今回、Twitterで広まって特徴的だなと思ったのは、寄せられたコメントの数の多さです。
やっぱり、それぞれに思い出があるんですよね。「あー、わかるううう」って言いたくなる感じ。それが「あるある」の強さ、共感性の高さと言えるでしょう。
それだけに外すと怖いんですが、今回はラジオ番組やTwitterでのアンケートを基にしたようで、バッチリでした。
あと「この広告で明治R-1のファンになった」って方もいましたね。商品って、つくづく人格です。
クリエイティブディレクター・コピーライターは島津裕介さん、プランナーは加我俊介さんとなっています。下記のページに制作意図やほかバリエーションも載ってるんで、ぜひ。
(追記)そうそう、テレビのニュースや情報番組でも渋谷の風景に映り込んで、みんな「なんだあれは?」と気になってたようです。
あと、Twitterでもこんな風に注目を集めてました。たしかに、これは気になる(笑)ほかの情報入ってきませんね。すごい宣伝効果です。
墾田永年私財法を呼びかけてるようにしか見えない https://t.co/ZDZ5OxhViz
— さたけ❎ _ (@satake_take) February 3, 2021