今日は、結婚情報誌『ゼクシィ』のCMをピックアップです。

もう、毎年の風物詩になった感がありますね。「今年はどんな結婚観を示してくれるんだろう」と、ときめき待ちの方も多いんじゃないでしょうか。さて、2019年は…

 

白石聖さんの表情×青葉市子さんのやさしい歌声

まだ観ていないよって方は、どうぞ↓

いいですね。白石聖さん演じる花嫁が、式直前に見せる一瞬の真顔が好きです(0:40あたり)。レミオロメンの名曲『3月9日』のMVを思い出しました。

 

まぁ普通に考えて、結婚ってそんなハッピー×ハッピー、「もうここからは幸せしかない」なんてことはありません。でも、花嫁(&花婿)は結婚を選んだ。

そこには、自分が決めた人生に責任をもって「幸せになる」という意思、もっといえば今後起こりうるいろんなことも、ぜんぶ受け入れる覚悟だと思うんです。

少しの寂しさや、小さな不安がよぎりながらも、唇をグッと噛みしめる花嫁から、「よし、幸せになるっ」という心の声が聞こえてきそうです。

 

 

「私は、私に誓います」のメッセージは一見、というか雰囲気的に「いや、自分ばっかりかい」と取られかねないと思うんです。

いわゆる“女性の生き方”を語る広告があれこれ言われがちな昨今。でもそれは、裏を返せば、“女性の生き方”をメッセージすることが、今の時代に求められているということでもあります。

今回のCM、そのあたりを十分に考慮し、結婚が持つ幸せな“肯定感”もちゃんと演出しつつ(『ゼクシィ』ですから)、覚悟をもってメッセージしてるなぁと感じました。

 

ゼクシィのCMといえば、2018年は「結婚するとか、しないとか、それよりもただ、愛してる。」のメッセージで、カップルがキスしてハグして、愛を謳歌する内容でした。

一部では、「ちょっと、イチャイチャしすぎじゃね?」って反応もあったようです。それを受けてか、今年は式当日の様子を追って、新郎新婦はラストの指輪交換まで共演なしです。

メイキングや撮影エピソードも↓

 

まとめ

というわけで、「あなたと幸せになることを 私は、私に誓います。」2019年、ゼクシィのCM&コピーに思うでした。

おそらく、今回も制作は博報堂、コピーライターは坂本美慧さんでしょう。2017年の「結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私は、あなたと結婚したいのです。」のコピーが鮮やかでした。

一度すごいコピーが出ると、「あれを超えるものを」となります。でも、“結婚”なんて普遍的なもの、世に問うべきことが、そう毎年変わったりしません。頭が下がります。

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