ステイホームで、児童虐待やDVが増加したんだとか。外には出られない、かといって家にもいられない。逃げ場のない被害者の気持ちを思うと、書くべき言葉が見つかりません…

今日紹介するのは、ACジャパン×児童虐待防止の広告です。

 

 

馴染みのある視力検査をメタファーに「見えないフリ、しないで。」のキャッチコピー。

検査表に描かれているのは、殴る・蹴る・無視するなど、児童虐待の具体例。シルエットのイラストが、行為の卑劣さを際立たせます。

 

他のイラストに目をやると、兄弟で差をつける、夫婦喧嘩、食事を与えない、執拗に叱る、お風呂に入れない、酒乱、縛り付ける、熱湯をシャワーで浴びせる…

書くだけで、気分が沈みます。でも、ここに挙がるってことは、こういった被害を実際に受けている子供たちがいるってことなんですよね。

 

ACジャパンのページによると、周囲の人が異変に気づいていても、児童相談所への通報を躊躇うんだそうです。

気のせいかもしれない、きっと思い違いだ。だって、関わりあいになりたくないから。

 

この心理を責めることはできません。誰だって、自分に直接害がないことに、首を突っ込みたくない。

でも、隣に助けを求めている子供がいるかもしれない。自分で連絡する術はないけど、きっとまわりの大人が気づいてくれると信じて待っている子供が。

 

新聞広告の締めには「間違ってもかまいません。児童虐待かもと思ったら、すぐにお電話ください。」のメッセージ。空振りだっていい、間違ってるならそれでいい。

でも、その物音や泣き声は、声を上げられない子供達からのSOSかもしれない。下記、ACジャパンの公式サイトでテレビ・ラジオCMを視聴できます。こちらも、ぜひ↓