みなさん、選挙に行ってますか?まもなく衆院選がはじまります。民意を代表するのが議員ですから、言いたいことがあるなら、選挙に行くのが一番です。

という話はさて置き、コピーライターを目指すなら、こういった国を挙げてのイベント(?)には、積極的に参加することをおすすめします。

 

みんなの関心事に、関心を持つ

今回の衆院選は、政権選択の選挙です。各政党のCMやWebサイトが作られ、テレビでも開票特番が組まれます。さながら、メディアのお祭りといった様相です。

政治は政(まつりごと)と言われるぐらいですから、大いに盛り上がり、耳目を集めることは健全な状態です。仮に投票率が50%でも、とんでもない参加者数のイベントです。

 

何も選挙に限ったことではありません。3年後が待ち遠しいオリンピックや、来年に向けて、最終予選を戦うサッカーのワールドカップなどのスポーツイベントも同様です。

時間帯にもよりますが、視聴率が50%近くになるなんて、国民の大関心事です(東京五輪では、60%を超えるんじゃないでしょうか。ちょっと想像がつきません)。

当然、世の中の気分感に影響を与えます。一体感や共感、ときには反感といった空気を生み出します。そして、この空気を無視してコピーライターという仕事は成立しません。

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空気をちゃんと肌で感じる

まずはメディアに注目して、大多数の人と同じ感覚を味わうことが大事です。その上で、熱狂するもよし、冷静に分析するもよし、あなたなりの視点を持ちましょう。

そして、できれば実際に参加しましょう。モニター越しに観る世界と現場では、そこそこ温度が違います。その場のエネルギーや空気は、現場でないとわかりません。

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たとえば、選挙の投票所が小学校だとします。あなたの母校の場合もあるでしょう。子供でもいない限り、大人になってから小学校に行く機会はまずありません。

イメージよりも小さな体育館、石鹸のぶら下がった洗い場、校庭に埋め込まれたカラフルなタイヤ。この瞬間、選挙とノスタルジックな感情はつながります。

 

あなたはいつか、投票を呼びかける啓発ポスターを作るかもしれません。そんな機会がなかったとしても、この肌でつかんだ感覚は貴重です。

なぜなら、“選挙”という言葉をイメージするとき、一定数の人は校舎の情景を思い浮かべるからです。この“小さな共感”の積み重ねが、あなたの言葉にリアリティと説得力を持たせます。

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まとめ

みんなの関心事に、関心を持つ。空気をちゃんと肌で感じることが大事という話でした。

選挙なら、投票したほうが選挙特番を楽しめます。この「とりあえず乗っかって、楽しんでみよう」という気持ちが、コピーライターのようなクリエイターには不可欠です。

 

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