コピーライターが独立した際の事務所のネーミングについて、どう思いますか?
コピーライターの方が独立した際の事務所の名前についてお伺いします。
凝ったネーミングにせず、名前をカタカナにしただけ、もしくは◯◯◯◯事務所のような、オーソドックスなものが多い印象です。
コピーライターの事務所だと、みんなが「あっ!」と言わせるセンスを競い合うイメージなので、普通だと拍子抜けしてしまうのですが、いかがでしょうか。
(シゲルーティン さん)
質問ありがとうございます。おもしろい質問ですね。ネーミングについては、あまり書いてなかったので、ちょうどよかったです。
まずは、著名なコピーライターの方の事務所名を見てみましょう。
たしかに、わりとそのまんまという感じですね。一方で
- 株式会社ウゴカス(佐々木圭一さん)
- フューチャーテクスト有限会社(前田知己さん)
- 株式会社catch(福部明浩さん)
これらは、コピーライターの方がどんなことを大事にしているのかが、なんとなく伝わってきます。
ただ、これでもシゲルーティンさんの言う「あっ」というイメージではないかもしれませんね。わりとオーソドックスな部類に入るでしょう。
要は「ネーミングにどんな役割を持たせるのか?」ということかなと思います。
すでに十分に売れた自分の名前にして、一目瞭然にするのか。これから、名前を売っていくのか。社名や事務所名そのものをメッセージとして機能させるのか。
ちなみに、株式会社コピーライターの長谷川哲士さんは、「お前が勝手に名乗るな」という批判覚悟の上で設立されたそうです。
対象にもよるので一概には言えませんが、ネーミングに大事なのはまず「わかりやすさ」です。
たとえばこのコーナーの名称「コピーライターQ&A」、なんのひねりもありませんよね。正直、1分も考えてないと思います。
「コピー和尚のライティング禅問答」でも別にいいですが、なんのコーナーかを理解するのに少し時間がかかりそうです(かつ、検索でもヒットしにくいでしょう)。
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もちろん例外もあって「株式会社バーグハンバーグバーグ」などは一瞬(というか、じっくり考えても)なんの会社かさっぱりわかりません。
プロモサイトや記事広告を制作されていますが、企業理念の「がんばるぞ」からもわかる通り、“ふざける”ことをコンセプトにしている会社さんです。
この場合は「おっ、なんだろ?」「なんじゃそら!?」と思わせる個性、一度聞いたら忘れないインパクトが重視されているわけです。
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