3月31日、河北新報(宮城)にこんな新聞広告が掲載されました。
河北新報(宮城)
日本郵政の広告がよかった。 pic.twitter.com/E5RbyUl7si— ことばと広告 (@kotobatoad) April 7, 2021
ああ、いい。今からする余計な説明が、もうぜんぶ野暮に思えるほど。
キャッチコピーは「思いが届く、というあたり前を 今日もかなえよう。」郵便配達は決して派手な仕事じゃないかもしれない。でも、今日も誰かの便りを待っている人がいる。
「心の整理ができたことから、言葉になっていくのだとしたら、手紙を届ける仕事は、誰かの一歩になれているだろうか。」もしかしたら、震災で無力感を覚えたのかもしれない配達員さんの言葉。
「走れ。一通のために。」押さえのコピーがグッと胸に迫ります。
きっとわたしは、こんな広告を届けたくてTwitterを、このサイトをやってるんだ。
コピーライターは姉川伊織さん。そう、わたしは彼のコピーが好きだ。その温度や湿度、そして静かな語り口が。下記は姉川さんのコメントです。
東北でご自身も被災されながら、この10年配達をつづけてこられた郵便局員さんたちへ取材して書きました https://t.co/7SnTdMqT8l
— 姉川伊織|ANEGAWA IORI (@ane_onakapp) April 7, 2021