今日紹介するのは、JRAのG1レース告知シリーズ「宝塚記念」2011年の広告です。
誰かのために人は笑う。
宝塚記念の新聞広告 pic.twitter.com/Pf9crIALaG— ことばと広告 (@kotobatoad) June 27, 2021
誰かのために人は笑う。
おもしろいから人は笑う。愉快だからと人は笑う。でも、ツラいからこそ笑うときだってある。ツラい顔してると、余計にツラくなるから。
だったら、安心させるために笑うというのもあるだろうか。
どうしようもなく行き詰ったとき。励ましの言葉より、頑張れのメッセージより、ホッとするのはいつもの笑顔だ。「ああ、これくらいたいしたことないのかも」と思えるから。
目的地はここだったのだと思った。
この笑顔がそばにあるなら、やっていけそうな気がする。仕事よりも、確実な未来よりも、大切なものを彼は見つけたのかもしれない。