今日のテーマは、聴く力です。
少し意外に感じるでしょうか。コピーライターは、書く仕事ですからね。でも書くためには、聴くことがとても重要です。どういうことか、見ていきましょう。
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クライアントの本当の思いを聴き出す
広告やWebを作る前には、クライアントからヒアリングを行います。
商品やサービスの説明を受けて、今回の広告やプロモーションにどんなことを期待しているか、どんなイメージを抱いているかを伺います(この場をオリエンと言います)。
この時に大事なのが、フラットな気持ちで聴くことです。ヒアリングの前に行った下調べ、自分がこれまで持っている知識は、いったん横に置いておきましょう。
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まず、クライアントがどんな考えや思いを持っているか、何を実現しようとしているかに、しっかりと耳を傾けましょう。イメージは、丁寧と評判のお医者さんの問診です。
しっかりと話を聴いたうえで、「どういうことかな?」と気になった点は質問しましょう。クライアントも、すべてが見えた状態で話しているわけではありません。
もう少し突っ込んだら何か出てくるかもと感じたら、切り込みましょう。質問から、ヒントがこぼれることがあります。話が転がって、アイデアが浮かぶこともあります。
この質問(=切り込み)も、聴く力があってこそです。
「あー、ちゃんと聴いてもらっている」という相手の感覚。話を正しく理解している前提があってはじめて、的を射た質問で掘り下げることができます。
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人は、自分が思うよりも聴けていない
きっと、ここまで読んで「話を聴くぐらい、できるんじゃ…」と思う方もいるでしょう。でも、ざっくり半分くらいの人はこれができません。
ひどいのになると、相手の話を最後まで聞かずに、途中で口を挟んでしまいます。
自分が思いついたことを、言いたくてしょうがないんですね。友達同士の会話ならセーフでしょうが、ビジネスではアウトです。
なぜこんなことが起こるか?それは、人は聴くよりも、話したい生き物だからです。
人は、基本的に発信したいんです。昨今のSNSの盛り上がりがそれを物語っています。でも、ヒアリングは聴くことが仕事です。努めて聴かなければいけません。
もし、相手の話を聴かずに、自分の意見ばかりを話したら?それで、クライアントの考えや思いが十分に聞き出せなかったら?その仕事は失敗します。
だって、その商品やサービスを誰よりも知っているのはクライアントですからね。
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また、人は勝手に解釈する生き物でもあります。経験や知識が邪魔をするわけです。
「あー、こういうことを言ってるんだろうな…うん、きっとそうだ。いや、そうに違いない!」という、脳内変換が起こります。
嘘みたいな話ですが、本当ですよ。人は聴きたいように聴き、都合のいいように解釈します。過去の恋愛を思い浮かべると、心当たりがあるんじゃないでしょうか。
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まとめ
コピーライターには“聴く”力が重要だという話でした。
聴く力は、心構えと習慣で身に付きます。気になった方は、家族や友達との会話から少しずつ意識してみましょう。この力は、もちろん面接でもしっかり見られています。
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