前にセクハラについて書いたので、パワハラについても書いておきます。
広告・Web業界ってパワハラがきつそうなイメージでしょうか。かもしれませんね、はあちゅうさんの件だって、半分はパワハラですからね。
では、わたしがコピーライターとして、業界を十数年見てきた実感をお伝えしましょう。
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罵倒や暴力などは論外
前にも書いた通り、セクハラは論外です。
そもそも仕事にセクシャルな言動なんて不要なんですから。不快に感じたら、上長か人事に報告です。「これぐらいは我慢か…」と思っていると、エスカレートしますよ。
一方、パワハラはどうでしょう。
周りの目もある中で、大声で怒鳴り散らす、罵倒する。人格を否定する発言を繰り返す。このあたりは、論外ですね(わたしは経験したことありませんが)。
暴力、嫌がることの強要などはもってのほかです。犯罪ですからね。上長か人事に報告して、異動を願い出ましょう。証拠を録音するのも有効です。
もし、そもそもがそういう体質の会社なら?報告しても相手にしてくれなかったり、揉み消されたら?そんな会社は、こちらからバッサリ切り捨てましょう。
長居は無用です。人を大切にしない会社に未来はありません。パワハラが常態化している会社は、そんな企業風土だってことですからね。
あなたが昇格して上役になれば、そんな恫喝まがいの指導を求められることになります。そんな人間になりたいですか?なりたくないですよね、だったら辞めましょう。
せっかく就いたコピーライター職だから?いやいや、大丈夫です。一社に採用される方は、すぐ他でも採用されます。あなたを必要とする会社は、必ず見つかりますよ。
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ダメ出しはある、プロだから
罵倒や暴力とまではいかなくても、精神的苦痛を感じる場合もあるでしょう。
提出するコピーにNGを喰らい続ける。わたしは経験ないですが、目の前でコピーの書いた紙を破かれたり、ゴミ箱に捨てられたりなんてこともあるそうです。
コピーを書いている本人からすると、人格をかけて書いているわけです。
特に若い頃は、そう思いがちです(それでいいんです。自分を全部ぶつけないと、コピーライティングなんてできません)。
だから、コピーを否定されると、まるで自分が否定されたような気になる。自信があったコピーをけちょんけちょんにけなされると、そりゃガックリくるもんです(笑)
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でも、NGなのはコピーです。あなたじゃない。いや、あなたのコピーライティングがダメなんだけど、あなたがダメなんじゃない。
そういう意味では、打たれ強い方が向いています。クリエイティブってそういうもんです。さらっとクールに、いいものを作れるなんてあり得ません。
あとは、飄々とした方も向いています。打たれても、叩かれても(コピーをですよ)、「あー、またダメか〜よーし、じゃこっちならどうだ?あー、ダメ?え、ほんとダメ?そっかぁ…じゃもうちょっと考えてみるか。はーい、書き直しまーす」。
こんな感じで、前向きで明るい方なんか、向いていると思います。
どんな仕事でもそうでしょうが、プロですからね。一定のレベルに達しないとOKは出ません。何度言ってもできないなら、厳しい言葉で叱られることもあるでしょう。
これは、前述のようなパワハラとはまったく違います。コピーライターは、半分会社員で半分職人ですから、技術を身につけるまでは修行のようなところもあるわけです。
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まとめ
どこからがパワハラ?広告業界を十数年見てきたコピーライターが思うこと。罵倒や暴力などは論外。ダメ出しはある、プロだからという話でした。
パワハラは、セクハラに比べると少し線引きが難しいかもしれませんね。見極めるポイントは、“愛があるかどうか”だと思います。
ほんとに部下の成長を思って指導しているか、自分の保身やあるいは気分で怒っているかは、だいたい伝わりますよね。教育や指導において、愛はとても重要なキーワードです。
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