Q. 質問

女性向け商材のライターにチャレンジする際、気をつける点はありますか?

ここ最近、転職も上手くいかずモヤっとした気分でしたが、TCCのグランプリに輝いた井村光明さんの話を聴きにいって、一気に心がリフレッシュされました。

有名になりたい一心で、「コピーライター」の肩書きにこだわって活動するより、ゲームシナリオライターも含めて、視野に入れて動きたいと考えてます。

 

今回、乙女ゲームのシナリオライターにチャレンジするのですが、女性向け商材のライターになる際、留意するべき点はありますか?

前述の井村さんは、女性向けの商品を担当するとき、「該当のテーマについて書かれたブログを読み漁り、女性の心境にたくさん触れる」と語っていました。

(シゲルーティン さん)

A. 回答

質問ありがとうございます。おー、イベントいいですね。いろんな考えに触れると、刺激をもらえるんでみなさんにもおすすめです。

今回、(シゲルーティンさんが男性という前提で)アドバイスは3つです。書いてたらアドバイスになっちゃいました。質問に対する回答は、主に二つ目です。

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まず一つ目、「乙女ゲーム(女性向け恋愛ゲーム)のシナリオライター」に応募するなら、「乙女ゲーム」を自身でやってみることです。

もうやられてるかもしれませんが、いくつかメジャーなゲームを触ってみて、課金してハマるくらい遊び倒すことをおすすめします。

そうすると、乙女ゲームにハマる女性の気持ちの輪郭ぐらいは見えてくるはずです。それをつかんだシゲルーティンさんの志望動機には、説得力や厚みが出るでしょう。

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二つ目は、井村さんも言われている通り、女性向けのメディアに触れることです。そうですね、今回応募する職種で扱うテーマが「恋愛」なら、

少女向けの恋愛漫画を読んでみる、占いアプリをインストールする。ティーン向けの雑誌を読んでみる、ターゲットの女性が訪れそうなWebサイトを隅々まで目を通してみる。

「女装して街を歩こう」とまでは言いませんが、それぐらい憑依して、ターゲットのマインドに迫ることが求められます。応募でというよりも、採用された後もずっと求められるでしょう。

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三つ目は、さらに「他の求人にも目を向ける」です。ここまで読んで感じられたかもしれませんが、乙女ゲームのシナリオライターは男性にはなかなかハードルの高い職種です。

その業界に詳しくはないですが、パッとは男性を採用する理由が思い浮かびません。ゲームのシナリオライターの求人は、当然男性向けゲームのものもあるはずです。

すでに動かれているかもしれませんが、他もいろいろ当たってみましょう。企業が公に「女性限定」で募集をかけられないのは、以前も書いた通りです。

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広告制作のコピーライターでも異性がターゲットの案件は、もちろんあります(わたしは、よく社内スタッフにコピーを見てもらいました)。ですが、常にターゲットが異性となると…

とは言え、いろいろ視点を変えて活動されるのはいい試みです。数打ちゃ当たるではないですが、そのうち応募や面接など転職活動の勘所がわかってきます。

そして、自身のキャリアや興味関心と企業のニーズを掛け合わせて、「ここだ!」という求人を見つけたときに勝負を仕掛ける。これが転職の極意です。

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