志望動機や自己PRを膨らませるために、あってもなくてもいい文章を書いていませんか?
広告や出版の業界で、余白を埋めるコピーのことを“埋め草”といいます。文字数を稼ぐ、全体のバランスを取るために“埋める”文章です。今日は、この埋め草のお話です。
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言わずもがなのことは書かない
広告コピーに埋め草は不要です。かさ増ししたり、バランスを取りたくなる気持ちはわかりますが、あってもなくてもいい文章なら、ないほうがいいです。
というか、せっかくのスペースをそんなもので埋めるべきではありません。雑誌やWebの記事といった”読み物”ならまだしも、限られた時間で情報を届けたい広告ではNGです。
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これは、広告コピーに限った話ではありません。志望動機や自己PRでも同じです。
採用担当者は、たくさんの応募書類に目を通します。一つ一つの書類を熟読したりしません。ざっと目を通して、興味のあるところを読み込みます。
その際に、余計なことが書かれていたらどうでしょう?ノイズ(雑音)になって、読む価値のない書類だと判断されます。コピーライターの応募ならなおさらです。たとえば…
- 今回の求人に応募しようと思った理由は
- そんなとき、貴社の求人を見つけました
- 貴社の仕事内容に、魅力を感じました
- やる気だけは、誰にも負けません
- もし採用されたら、一生懸命頑張ります
どうですか?どれも言わずもがな、「そりゃ、そうだろう」って内容ですね。絶対書いちゃダメとは言いませんが、書いたところでほぼ意味はありません。
それよりも、一つでも具体的なエピソードを入れましょう。あなたならではの理由やPRを書きましょう。それが採用担当者にとって、読む価値のある文章です。
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無駄に膨らませる必要はない
たしかに、志望理由や自己PRなどの応募書類が極端に短いと、淡白な印象を与えてマイナスです。かと言って、余計なことを書いて、無駄に膨らませる必要はありません。
ダラダラと書かれた応募書類よりも、伝えたいことをスパッと言い切ったほうが好印象です。下記の記事でも書きましたが、いいコピーは基本的に短いです。
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と言っても、思いがあふれて長く書きたくなることもあるでしょう。書くことが好きな人は、特にその傾向にあります。
おすすめは、書いた後に何度も読み返すことです。推敲ですね。これとこれは同じことを言っているな、これは言わずもがなだなって箇所は大胆に削りましょう。
人にも寄りますが、最初にざっと書き上げたものから、2割ぐらいは削っていいでしょう。だまされたと思って、一度やってみてください。
もとの文章を残しておいて比較すると、驚くほどシェイプアップされて、引き締まった印象になります。それでいて、伝わる情報量に大きな差はないものです。
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まとめ
コピーや応募書類では、言わずもがなのことは書かない、無駄に膨らませる必要はないというお話でした。
このサイトで何度も言ってますが、応募書類は重要です。特にコピーライターの応募書類は、自分をアピールする広告だと思って、パワーをかけたほうがいいです。
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