あなたは、間違った日本語や文章を書いていませんか?文字情報がおかしくないかチェックする校正は、コピーライティングにずっと付いて回ります。
ライティングだけじゃない!?コピーライターが担う16の仕事 でも書いた通り、校正はコピーライターの大事な仕事です。
制作物に載せる言葉全般に責任を負うのがコピーライターですから、苦手では済まされません。さっそく、3つのポイントを見ていきましょう。
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これだけは押さえるべき、校正のコツ
他にもいくつかあるでしょうが、本当に大事な3つに絞りました。逆に言えばここに書いたことは基本中の基本なので、ぜひ実践して自分のものにしてください。
① Webでもプリントする
校正のポイントは“客観視”にあります。それには、モニターを目で追って確認するだけでは不十分です。必ずプリントアウトして、物質化して確認しましょう。
不思議に思うかもしれませんが、印刷した紙になるだけで、自分がモニターで書いた文章から少し距離が生まれて、別物として見ることができます。
さらに、プリントすれば書き込むことができます。上から順に見ていって、別の色のペンで文章を潰していきましょう。間違いがあれば、書き込みましょう。
これで見過ごしはだいぶ減るはずです。
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② “見るモード”に切り替える
校正の基本として、「書く人と見る人は分ける」というのがあります。人間はどうしても、自分は正しいと思いがちです。なかなか自分で自分のミスは、気づけないものなんです。
ただ、そうも言っていられない。自分で校正するしかないという場合もあるでしょう。実際、わたしも常に自分で校正してきました。
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では、どうするか?それは、“書くモード”から“見るモード”に頭を切り替えるんです。
具体的には、少し時間を置く、場所を変える、音読するなどです。①のプリントするなども有効です。とにかく、客観視することが大事ですから、見るときは別人格のつもりでチェックしましょう。
あと、これは経験にも左右されますが、モードを切り替えると“小さな違和感”に気づくことができます。そういう意味でも、普段から活字に触れていることも大事ですね。
③ 「間違いはある」と思って見る
これが校正の基本中の基本にして、最大のポイントです。同時に校正の苦手な方が、もっともできていない点です。
「間違いはある」と思って見ると聞いても、ピンと来ない方もいるんじゃないでしょうか。「そりゃ校正なんだから、そのつもりで見てるよ」と。
でもいざ提出すると、いろいろ間違いを指摘される。「あっ、ほんとだ間違ってる。ちゃんと見たはずなのに、おかしいな…」
それは、“とりあえず校正”をしているからです。文章を書いた、チェックが必要だ。だから、とりあえず校正した。間違いはないことを願いながら…
これでは、校正漏れが出て当然です。脳が「間違いがあってくれるな、いやあるはずがない」と思って見てるんですから。
間違いは必ずあると思ってチェックするのが校正です。もっと言えば、「校正するからには、必ず間違いを見つけてやる」という気持ちで見るべきです。
実際にいくつか間違いはあるものですし(間違いはなくても、推敲できてより良い文章になることもあります)。そうでなければ、校正する意味がありません。
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まとめ
校正のコツ!3つのポイントを押さえれば、もう誤字脱字を見逃さない。Webでもプリントする、“見るモード”に切り替える、「間違いはある」と思って見るでした。
たかがチェックとバカにしていると、痛い目に合います。Webならまだ、リリースした後に修正することもできるでしょう(ただし、情報の信頼度は下がります)。
でも、印刷物となるとそうはいきません。何万部と刷った後に間違いが見つかって、徹夜でシールを貼って修正したなんて話もよく聞きます。
そのすべてがコピーライターの責任とは言えないかもしれませんが、自分が書いた文章には責任を持って、最後の砦のつもりで校正しましょう。
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