わたしたちは、主に言葉でコミュニケーションしています。

表情や仕草といったノンバーバル(非言語)なコミュニケーションも重要ですが、何よりも力を持っているのは言葉です。この“言葉”で勝負するのが、コピーライターです。

では、あなたが使う言葉はどこからやってくるのでしょうか?

 

読み聞きした言葉しか、使えない

生まれたての赤ちゃんは、話せません。親と触れあい、少しずつ言葉を覚えることで、話せるようになります。

レベルが違うだけで、大人も同じです。膨大な言葉や言い回しを覚えて、その時々で最適なものを選択するという作業はずっと続きます。

逆に言えば、人はこれまでの人生で、読み聞きした言葉しか使えないのです。

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当たり前ですが、まったく知らない言葉は思い浮かびません。読み聞きを続けない限り、あなたのボキャブラリー(語彙)は減っていきます。

しかも、ボキャブラリーや言葉の用法は、100あれば100使えるかというと、そうではありません。100あっても、自由自在に使いこなせるのは、1/3ぐらいじゃないでしょうか。

あなたにも、知ってはいるけど使わない(使えない)言葉がたくさんあるはずです。

 

まず、覚えたての言葉は使えません。どこか借り物で、薄っぺらい印象を与えます。同じ言葉や言い回しでも、何度か読み聞きを繰り返すことで、自分のものになります。

これは、野球のピッチャーが覚えたての球種を操れないのと同じです。反復して練習することで体得し、実戦で使えるようになります。

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常にインプット&アップデート

言葉を常にインプット(入力)し、アップデート(更新)しておきましょう。

難しいことではありません。家族や友人と話す、本やネットの記事を読む、テレビや映画を観る。普通に暮らしていれば、インプット&アップデートされます。

でも、あなたがコピーライターを目指すなら、もう一段高いレベルでこの作業を行いましょう。

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できるだけ、いろんな人と話して、幅広いジャンルの作品に触れることで、あなたの言葉を鍛えましょう。

いつも決まった相手と話し、同じような行動を繰り返していると、インプット&アップデートは鈍ります。負荷はかからず、楽かもしれませんが、あなたの言葉は痩せていきます。

 

その際、なるべく良質なものに触れましょう。何をもって良質とするかは難しいところですが、言葉をいい加減に扱っているものは避けたほうがいいです。

不思議なもので、いい加減な言葉に触れていると、あなたが使う言葉もいい加減になっていきます。言葉を大事にしない人は、いいコピーライターになれません。

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まとめ

人は読み聞きした言葉しか使えない、常にインプット&アップデートしようというお話でした。

コピーライターにとって、言葉は武器です。侍にとっての刀であり、野球選手にとってのバットです。毎日、磨き続けましょう。

 

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