企画書とは、文字通りプロジェクトやプロモーションの企画をまとめた書類です。
場合によっては、コピーライターが企画書を書くこともあります。今日は自分の企画書を作って、就職/転職活動を有利に進めようという話です。
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とにかく、頭一つ抜け出すために
あなたが採用担当者だとしましょう。最終選考に残った数名の応募者。能力やポテンシャルはほぼ同じ、年齢などのスペックも大差なし。
でも、採用できるのは一人だけです。何が勝負を分けると思いますか?上司との相性の良さ、採用担当者のフィーリング、どちらもありますね。
でも、これらは努力しようがありません。相手の心をコントロールはできませんからね。では何で差を付けるか?それは、情熱です。「ここまでやってくるか!?」という感動です。
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広告制作、コピーライティングはクリエイティブであると同時にサービス業です。
いかに相手の立場になって、わかりやすく情報を提供できるか。いかに相手を楽しませるか、価値ある時間を提供できるかがカギです。
そこで、あなたのことをまとめた企画書(=アピール資料)を作るのです。強いインパクトを残せるのはもちろん、資料作成スキルのアピールにもなります。
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アピール資料に何を書くか?
書く内容に正解はありません。何があれば採用担当者の興味を引くか、あなたをアピールできるか、考えを巡らせましょう。
書式や体裁にあまりこだわることはありません。ただ、文字ばかりでは読みづらいので、適度に画像や図版を用いましょう。
パワーポイントなどの文書作成ツールに馴染みがない方、企画書ってどんなものかピンと来ない方は、下記の記事を参考にしてみてください。
サイズはA4(ビジネス文書はA4が基本です)。プリンターが家になくても、コンビニでプリントアウトできます。以下、書く内容の一例です。
① はじめに
あなたのコピーライターになりたいという熱い気持ちを宣言しましょう。「だから、この資料を作りました!ぜひ、お目通しください。」と断りも入れましょう。
全般を通して言えることですが、特に求められていない書類を提出するわけですから、謙虚な気持ちを忘れないようにしましょう。
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② 志望動機と自己PR
応募書類にも書くでしょうが、改めて載せましょう。これで、採用担当者はこの資料さえ見れば、あなたという人材を把握できます。写真を載せるのもありです。
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③ あなたの力×貢献できること
あなたの強みを挙げましょう。粘り強さ?洞察力?責任感の強さ?転職サイトの自己分析ツールを使うのも手です。独りよがりではない、客観的な視点は説得力があります。
そして、その力は仕事にどう活かせそうですか?応募先企業の仕事内容と掛け合わせて、考えましょう。そのためにも、求人原稿を読み込むことが大事です。
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④ ポートフォリオ(作品集)
ライバルに差を付けたければ、未経験者でもポートフォリオを作りましょう。養成講座に通ったなら、その作品でもOKです。
もしイラストを描けるなら、その作品も載せましょう。イラストを描けるコピーライターは重宝されます。資料全体に散りばめるのもいいでしょう。
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⑤ 好きなコピーとその理由
コピーライターは書く力も大事ですが、選ぶ力も欠かせません。あなたのお気に入りのコピーあるいは広告を挙げて、良いと思う理由を挙げましょう。
⑥ オフの過ごし方
あなたはコピーライターになるために、何をしていますか?いいコピーを書くために、どんな行動をしていますか?
読んだ本を載せて、感想を書くのもいいでしょう。参加したセミナーや勉強会があれば、写真にコメントを添えて載せましょう。
趣味の写真が混じってもいいです。山登りやバンド活動、フェスやグルメイベントなど、いろんな遊びを経験していることをアピールしましょう。
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⑦ 最後に
簡潔に、あなたのアピールポイントをまとめましょう。ワンワードで、あなたという人材のコンセプト/キャッチコピーを書くのもいいですね。資料の印象が締まります。
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まとめ
いかがでしたか?手間に感じるかもしれませんが、情熱は形で表すことが大事です。多くの人が「ここまでやる!?」と思うことだからこそ、価値があります。
採用担当者に感動を与えることができたら、あなたは採用されたも同じです。席は一つしかありません。採用において、2位には意味がありません。
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